Bianchiから新型のOLTRE(オルトレ)となる Oltre RCが発表されました!
BIANCHI(ビアンキ) 2023年度のニューモデル!OLTRE RC(オルトレRC)!
HYPERBIKE! OLTRE RC(オルトレRC)の空力性能
発表された内容によると、新しいハイパーバイク「オルトレRC」は 従来の Oltre XR4 に比べて時速50kmで17w節約。抵抗は速度の2乗に比例するから、時速30kmの場合、計算上 6wの節約になります。これは楽になることを体感できるレベルだからマジで凄い!(計算があってたらね・・・)
これだけの改善がどうして生まれたのかというと、フレームは勿論、ハンドルやサドルまで全体をBIANCHIで設計して、しかもこのヘッドチューブの左右にある謎の穴(Air Deflector)みたいなのが効果的らしい。
どうやら空気の流れを整えて、低圧なゾーンを作ることで足への空気抵抗を減らす役割があるよう。
いずれにせよ今のような「エアロ性能」の戦いで勝つためには、ハンドルやその他のコンポを含めて設計しなければ最高の性能は出せないのでしょう。
今後のエアロフレームについて、人間を含めたエアロ全体設計で起こりうること?
そうなってくると、メーカーは、その基準となるライダーの体形に合わせてバイク全体を設計しているはず。だからそこから逸脱した体形のライダーの場合は想定したエアロ性能が発揮できないなんてことも起こりうるのかも。だから厳密に言うと、各メーカーで風洞実験で基準にしたフレームサイズと、ライダーの身長体重スリーサイズ次第で、自分に合うブランド、合わないブランドが出てくるかもしれませんね。
BIANCHI (ビアンキ)OLTRE RC(オルトレRC)で気になったポイント、ボルテックスジェネレーターが多用されている?
上の写真で、専用ハンドルにもありましたが、フロントフォークにもボルテックスジェネレーターのような突起が見えます。
ダウンチューブのBIANCHIロゴの上、フレームの表面にザラザラがあるように見えます。これもボルテックスジェネレーター的な何かでしょうか?それに「hi」の白文字の上にスジのような線がある・・・空気の剥離を促すための表面処理かもしれません。
リアのホイールの上の部分、フレームにくぼみがあるのは珍しい。これも空気が抜ける為なのでしょう。
サドルはフィジークの3Dプリンタサドルのようですね。
今回、ZEROと名前がついているのはBIANCHIが時計の針を0時まで戻して、未来の為に1から設計しなおしたという意味が込められているよう。
確かにBIANCHIのTTバイクのAQUILAと見比べてもOLTREはかなり先進的なように見えます。
BIANCHI(ビアンキ)新型OLTRE(オルトレ)のラインナップ
新型オルトレのラインアップは3種類。それぞれでフレーム自体の仕様が異なります。
Air Deflector 専用ハンドル カウンターベイル 完成車重量 フレーム価格
- OLTRE RC 〇 〇 × 6.85kg 5.749 €
- OLTRE PRO 〇 〇 〇 7.3kg 4.949 €
- OLTRE × × × 8.4kg
こうしてみるとフレーム形状は(多分)同じですが、結構な別物。因みに一番下位のOLTREなら12速105完成車で5.399 €(約80万円)と OLTRE RC のフレームセットよりも安いです。
なお、最上位グレードのOLTRE RCのデュラエース完成車は200万越え確実。セカンドグレードの OLTRE PRO アルテグラ完成車で120万越えですね。
但し専用ハンドルの OLTRE RC と OLTRE PRO の場合、完成車では既にハンドルサイズが決まっているようなので(スペックシートでは 90x400mm 47/50、100×420 53、110×420 55/57、120×440 59/61 とのこと)、フィッティングがピッタリじゃないと買いづらいですね・・・これらのバイクはフレームセットから購入して組むことを考えたほうがいいかもしれません。
自分のバイクにもボルテックスジェネレーターを取り付けてみるなら↓ 意外にデカいものもあるのでサイズに注意!
試乗したスペシャリッシマもとっても良いバイクでした
以前乗っていた BIANCH SEMPRE
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