こないだEKARのバイク60kmほど乗る機会があって、操作性にウイングシフターとの近さを感じたので書いてみます。
フロントシングルの変速に!Campagnolo(カンパニョーロ)EKAR (エカル)VS DIA COMPE(ダイアコンペ)WING SHIFTER(ウイングシフター)の比較インプレ
フロントシングル用のコンポとして発売されている Campagnolo(カンパニョーロ)EKAR (エカル)。13速のシングルコンポです。とても興味深いコンポですが、カンパ独特の親指でレバーを押す感じがとっても DIA COMPE(ダイアコンペ)のWING SHIFTER(ウイングシフター)に似ているんですよね。
どちらも親指シフトということで、乗っててEKARとウイングシフターを比較せざるを得ませんでした(^^;
Campagnolo(カンパニョーロ) Ekar(エカル)変速感
EKAR(エカル)に限らず、カンパニョーロのレバーは親指で押すことでシフトアップします。カンパの上位モデルでは、一気に3段のシフトアップが可能!そしてシフトダウンは5段までのウルトラシフトが可能。※シフトダウンはシマノのSTIと同じようにレバーを倒します。
で、フロントシングルで一気変速したいことが多いEKARは上位モデルとは異なりシフトアップが一段ずつ!これはちょっともったいない(シフトダウンは3段)。
フロントがダブルのときよりもシングルの方がこの機能は使いたいところ。峠を超えた時や、信号で一気変速が出来ると楽です。あと試乗車の状態のせいかもしれませんが、シフトアップが少し滑らかさに欠ける点も一気変速をしたくなる理由の一つでした(試乗車がワイヤーフル内装だったのでそのせいもあるかもしれないし、もしかしたら調整不足なだけかも)。もし、EKARがアップデートされるとすれば、ウルトラシフトになってくれたら完璧と思います。
一方でウイングシフターは、カンパの親指レバーみたいだけどシフトアップとダウン、両方がある。もちろん一気変速は自由自在。デメリットはフリクションだから、カチッと一段ずつ変わるわけではない。ヌルっと自分で引き量を調整する必要がある。チェーンは必ずどこかのギアに入るので、操作性に何ら問題は無いけど、一番軽いギアから一段だけシフトアップすることは少しやりづらい。なぜかここだけ、2段変速しがち。(ウイングシフターは、レバーの巻き取りの重さをネジの締め付け度合いで調整するという超アナログ機構だからもう少しネジを締めてもいいのかもしれません)
だから坂の勾配に合わせてギアを少しずつ変えるなら、EKARが良いし、峠の下りや信号で一気変速したいならウイングシフターの方が使い勝手がいい。
EKAR(エカル)のインプレ、機械式油圧なのにレバーが軽い、420g!
上に書いたけど、EKARの変速感はシマノ程滑らかにはいかない。滑らかさだけで言うと、シマノの105くらいかそれ以下。ただ、油圧×機械式変速なのに、レバーの形が良くて手の小さい私(手袋がXSです)でも大丈夫でした。少なくともデュラエースのR9100のレバーと遜色ない、もしくはそれ以上に良いという印象。
それから、油圧×機械式ってレバーが重いイメージがついていますが、EKARは全くそんなデメリットを感じませんでした。調べてみるとレバーがペアで約420gと軽さに納得です。
あとクランクもカッコいい!
EKARは、特にハンドル内装では無いグラベルバイクなら強力な選択肢。正直言ってロードバイクでも用途次第で13速あれば足りると思います。
まとめ:フロントシングルにはCampagnolo(カンパニョーロ)のEKAR(エカル)もウイングシフターもどちらもGOOD!
ということで、どちらも一長一短のシフター。レースするなら勾配でのコントロール性や油圧ディスクをとってやっぱりエカルと思うけど、長距離バイクパッキングみたいなトラブル対応が必要なケースならブレーキもメカニカルにできるウイングシフターもいい。ウイングシフターの引き量は13速も許容範囲なのでエカルのスプロケットも変速可能。EKARは油圧×機械式変速だけど、レバーが重くなくてなかなか良いコンポと思います。
最近だとEKARは海外より国内で購入した方が良さそうです↓
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