いい写真を撮るにはちゃんとしたカメラがあったほうがいいのは間違いない。しかし、最近のスマホが進化しているのも事実。ではスマホできちんと撮影した場合、どれくらい写るのか、一眼レフと大きく違うのか?について、検証してみましょう。
スマホのカメラでガチ撮影したらどれくらい写るのか?一眼レフとの違いはどれくらい??
最近、転んでカメラを壊してしまったので(もう修理しましたけど)、ロードでカメラ持って走るのはちょっと気が引ける。だから、改めてスマホで撮ってみようと思いまして。そこで、スマホでも超真剣に撮ればどれくらい写せるのでしょうか?
そもそもスマホの写真と一眼レフの写真は見分けがつくか??
まずは、スマホで撮影した写真と一眼レフで撮影した写真を下に並べます。どれがスマホで、どれが一眼レフか分かるでしょうか??
どうでしょうか?以下が答えになります。
一眼レフの撮影例
一眼レフで真面目に撮影した写真は上の三枚。それぞれ、NIKON Z6+28mmで撮影しています。すべてRAW現像したもの。
お気に入りのレンズはこちら
スマホできちんと撮影した例
下の三枚はスマホでの撮影。正直なところ、結構いいやん!と思いました。写真のアスペクト比で答えがわかった人もいるかも。
ちなみに私のスマホは、シャオミ Xiaomi Mi Note 10 Proというスマホです。JPGだけでなく、RAWで記録できます。
で、3枚とも撮りっぱなしのJPEG画像ではなくRAWから現像して色を出しています。
スマホ撮影した画像をRAW現像してみよう
なかなかスマホのRAW現像も侮れない。色を出せばかなりいい感じになります。
ちなみにスマホは、JPG画像のままだとこんな感じ。
普通ですけど、どうにも眠い印象(コントラストが低く、冴えがない)ですね。
また、色はやっぱりクリアにならない。これは肉眼で見るよりも空の色が濁っています。
一眼レフでも厳しいシチューションですが、スマホのカメラだと、より逆光に弱いのでコントラストが格段に低下する。これレンズに汚れがつきやすいことも原因のひとつなので、撮影する前に汚れを拭き取るようにしましょう。それにそもそも、私のスマホは黒が浮いて締まりが悪い写真になることが多いのもこの欠点を助長しています。
RAW現像でコントラストを整えて色を出して上げるとグッと見違える写真になりますね。
RAW現像ソフトは定番の adobe Lightroomもいいですし、とりあえずカメラに対応していることが大事なので、RAWが対応しているソフトを選びましょう。これだけ違うなら、スマホのカメラをもっといいのに買い替える前に、RAW現像を試してみる価値がある。
まとめ:風景写真ならスマホでもかなりイイ感じに出来る
今回、ガチで撮影してガチで後処理もやるとどれくらいのポテンシャルがあるのか?ということで真剣にRAW現像もしてみましたが、スマホ画像もかなり見れる写真になっていると思います。
下の写真のようなボケが欲しい場合、一眼レフやミラーレスカメラには敵いませんが、風景写真にするなら上々の仕上がり。
ポイントとしては、1、撮影時にレンズをキレイにしておくこと、2、RAWで撮影&現像で色を整えること、の2点でした。またスマホの弱点である逆光では「ハレ切り」なんかも大切ですね。
もちろんPCなどで拡大してみれば、やっぱりノイズが多かったり解像してなかったりといった点が見えるので、一眼レフには敵いません。しかし、インスタグラムやSNSで使う分には、遜色がないレベルと思います。
この時↓の写真もすべてスマホです。
もっと古いスマホでのRAW現像
本気でやるならカラーマネジメントモニタがおすすめです。スマホの写真でも違いがわかります。
キャリブレーションはセットで揃えるといいけど、優先順位は高くない
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