カーボンホイールの横風の影響。実はリムよりスポーク形状の影響が大きいのではないか?

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カーボンディープホイールは、エアロ性能として常に「リム形状」が喧伝されていますが、横風への耐性については、スポーク形状の方が重要なのでは?と感じています。※特に最新のファットリムに関してです。

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カーボンディープリムホイールの横風の影響について、実はリム形状より、スポーク形状の影響が大きいのではないか?

というのも、コスミックプロカーボンUSTと、BORA WTO 45、シャマルウルトラ、キシリウムエリートUST、レーシング7と乗ってみて、横風から受ける影響は、リムハイトの順ではないからです。

特に、BORA WTO45は横風の影響をほぼ感じないカーボンホイール。横風を受けてもシャマルウルトラより圧倒的に失速感が少なく、ハンドリングも優れていると感じます。

私が横風の影響を受けにくいと感じる順序は、BORA WTO 45 <RACING7<キシリウムエリートUST=コスミックカーボンUST<シャマルウルトラ になります。

BORA WTO 45 と COSMIC PRO CARBON UST(コスミックプロカーボン) の横風への耐性の違い

先日入手した、COSMIC PRO CARBON USTですが、4~5m/s位では横風の影響を感じませんが、8m/sクラスの突風だと、フロントが煽られる感じがあります。リアは影響を感じませんが、フロントは流石にちょっと危ない。

因みに風速8m/sって時速28.8キロになります。真横から風が吹いてきた時、自転車が30キロで走っていると、ホイールに当たる風向きは実質40~45度。

これが、4m/sの真横からの風だと、風の時速は14.4キロなので、30キロで走っているなら、進行方向に対して30度未満で風の影響を感じるレベルですね。確かにこれくらいまでは、ディープリムは揚力が発生してむしろ前へ進む力になるので、横風の影響を感じないわけです。

しかし、BORA WTO 45 の時は8m/sクラスの突風が吹いても、全く大丈夫でした。(逆に言うとBORA WTO45の横風への耐性が異常に高かった

リムハイト40mmのコスミックカーボンよりも、リムハイト45mmの BORA WTO 45 の方が突風に強いのは、リム形状による揚力の問題ではなく、ボーラの独特のスポーク形状にあると思います。

BORAWTO45のフロント

ホイールのスポーク形状をよく見てみよう!

それぞれのホイールのスポークをよく観察して違いをまとめてみると、

  • レーシング7      約2ミリの丸スポーク
  • キシエリ&コスカボ   約1.5mm×2.5mmのエアロスポーク
  • シャマルウルトラ    約1.8mm×4mmのエアロスポーク
  • ボーラWTO        約1mm×1.5mmの楕円スポーク

スポーク断面を絵で描くとこんな感じ ↓ ボーラWTOは斜め風でも確かに強そう。

CXRAY

ボーラWTO

キシエリ&コスカボ

シャマル

レーシング7

 

因みに、BORA ONEのスポークは扁平らしく、WTOはスポーク形状の楕円化で横風に強くなっているようです。ちなみにSAPIMのCXRAYは

  • SAPIM CXRAY     約0.9mm×2.2mmの楕円エアロスポーク

ということで、SAPIM CXRAYより、BORA WTO のスポークの方が断面積が狭いです。つまりBORAWTOは同ハイトであればCXRAYで組まれたホイールより確実に横風に強いでしょう。

キシリウムエリートUSTの前輪

シャマルウルトラやレーシングゼロのエアロスポークの形状

シャマルのエアロスポークは横風に煽られやすく、失速感を感じます。レーシングゼロも同じ形状で側面の面積が非常に大きいです。

シャマルウルトラのフロントホイール

そしてなんと BORA WTO 45 の方が、シャマルよりも風に煽られません!

これは確実にスポーク形状の影響ですね。

まさに、フロントホイールを真横から見たときの、スポークの面積と横風の影響は比例しています。※上から順に写真をアップしていますが、BORAWTOのスポーク面積が一番少ないのが分かると思います

ハッキリ言ってきしめん状のエアロスポークよりも丸スポークの方が横風の影響は少ない

RACING7の前輪

おまけ:クラウドファンディングに失敗しちゃった、画期的な可変エアロスポークがある!

恐らく横風の影響に対して最強のスポークがクラウドファンディングサイトにありました。(プロジェクトは既に失敗に終わっています)

Spoke Fins Reduce Bicycle Wheel Drag, Even in Crosswinds のプロジェクト画像

この白いパーツをスポークに取り付けるだけで、横風でのスポークの抵抗を50%以上カット!流線型のスポークフィンが、風に反応して風車のように旋回し、風に対して流線形になることで、風の力を受け流すという仕組みです。

常にこんな感じになります

クラウドファンディングの説明によれば、このパーツを丸スポーク(仕組み上、丸スポーク限定です)に取り付けると、ドラッグ係数が0.4から遥かに低い0.13に減少するとのこと。

※これは全ての丸スポークが、あらゆる向きの風に対して、カムテール形状よりも更に空気抵抗が低くなることを意味しています!めっちゃ凄いやんか!!

しかも一本当たり約1.5グラムです。

↑ 横風に対してフリップが動く動画(笑)

つまり、これを ROVAL CL50 の丸スポークに取り付ければ最強のエアロホイールになるでしょう!

ROVAL CL50 は丸スポークが採用されています

しかしカッコ悪くて、誰もやろうとしないと思いますけど(^^;

まとめ:エアロホイールは横から見たスポーク面積も重要!つまり、フロントホイールに BORA WTO のスポークは優れている!

結論としては、横風が怖い人はフロントホイールのスポーク面積に注意!ということです。(そもそもの基準が8m/sクラスの風ですので、ロードで走るべきでは無い日かも(^^;))

ですので、ディープリムでもスポーク形状にも工夫のある、BORA WTO 45 なら突風でも比較的安全だと思います。(WTO 60でも同ハイトの中では比較的安全でしょう)

また、コスミックカーボンも、SLモデルはスポークの形状が楕円形になるので、恐らく ノンSLより横風に強いでしょう

※BORA ONE の美点と言われるホイールのシナリについて

ボーラは、WTOでシナリが無くなったというインプレを良く目にします。しかし、旧BORAONEだと横風が怖い・・・いうことは、フロントが WTO 45、リア BORA ONE 50 の組み合わせが最も美味しいボーラなんじゃないでしょうか

風に煽られない&しなってBORAらしい組み合わせ(笑)

BORA WTO や COSMIC PRO CARBON の、最もエアロなタイヤ幅について

知っている人も多いと思いますが、リム幅より太いタイヤをつけると空力が悪化します。BORA WTO のリム幅は26.5mm、MAVICのCOSMIC PRO CARBON UST は 26mm。ですので、エアロ性能に限って言えば、どちらもつけるタイヤは25mmが正解です。

 

wiggleのBORAWTOシリーズはこちら(WTO33が値下がりしています)

Campagnolo - Bora (ボーラ) WTO 45 ロードホイールセット
WTOのフロントだけ欲しい人はこちら→PBK

もちろんウェアも風に煽られないものを着たほうが良いです↓

wiggleでの、カステリのエアロ性能に優れたウェアの一覧

Castelli - Team INEOS Climbers 3.0 ジャージ
チームINEOSも使用しています

ちなみに登坂性能はホイールの総重量とはあまり関係無いという考察 ↓

コスミックプロカーボンのインプレ 8m/sの突風が吹くような日に走らなければ、全く問題無いです↓

最後に、実はあのスポーク、売ってました(笑)送料が30ドル以上掛かりますけど(^^;

Null Winds Technology - Direct Sales
Null Winds Technology: Innovative Drag Reduction for Wheel Vehicles; Spoke Fins and Upper Wheel Fairings for Bicycles.

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