ヴィットリア・ユニバーサルシーラントのインプレです。同社のコルサプロコントロールの為に購入しました。しばらく使ってみたのでインプレを書いてみます。ちなみに直前まで使用していたのはSTANSのNOTUBES、その前にカフェラテックスを1リットル使用しています。
VITTORIA UNIVERSAL SEALANT(ヴィットリア・ユニバーサルシーラント)のインプレ
VITTORIA UNIVERSAL SEALANT(ヴィットリア・ユニバーサルシーラント)の特徴
VITTORIA ユニバーサルシーラントは、アンモニアフリーかつ、ラテックスフリー、固形粒子が入っているタイプ。アンモニアフリーなので、アルミリムのホイールにもいいでしょう(アルミを腐食させない)。

かつ、下の写真のようなダマにならないと公式でアナウンスされています。シーラントにありがちなダマが無いというのは良い点。

パンク修理のための固形粒子がかなりしっかり入っています。投入する前によく振る必要があります。

このタイプはバルブ付近が詰まり易くくならないか心配になりますが、私の場合は、バルブコアを外して、そこからこのシーラントを投入していて、いまのところ詰まったことはありません。
アンモニアフリーのシーラントについて
他に使ったことのあるアンモニアフリーのシーラントだと、カフェラテックスやボントレガーは良かった印象がある。

ところで、シーラントに含まれるアンモニアって、ラテックスの乾燥を遅くする作用がある。だから、「アンモニアフリーかつラテックス配合」のカフェラテックスは乾燥が早いシーラントだった。最初にエア漏れをカバーして、早めに液体が乾燥、液体がタイヤ内で回転しないという意味でMAKUHAL的なシーラント。※但し、ゴムの膜は結構厚くしっかりつきます。
この、ラテックス使用のカフェラテックスの場合、ツブツブは配合されていません。
一方で「アンモニアフリーかつ、合成ラテックス」のボントレガーの場合、乾燥が早いという印象はありませんでした。ピンホールのようなパンクを補修する能力については、やはり液体が残りやすいタイプのほうがトラブルは少なく済む印象。但し、ボントレガーも容器の底に沈殿が溜まっていて、良く振って投入しないといけない(よく振って投入しないとエア漏れが止まらない ^^; )。

ビットリアのユニバーサルシーラントはボントレガーに近いタイプのシーラントと思います。
UNIVERSALシーラント実際のパンク修理能力はどれくらいか?
では、VITTORIA UNVERSALシーラントの補修能力はどれくらいなのでしょうか?
例として、サイドが数か所損傷。これはかなりの重傷で治らなくても仕方ないと入れるレベルのパンクです。要因としては、スローパンク→低圧で走行→サイド損傷→致命傷

ということで、新しいタイヤに代えてもいいかとあきらめがつくレベルの酷い状態。この状態のタイヤに試しにUNIVERSALシーラントを投入します。
で、時間がかかりましたが最終的にエア漏れが止まりそのまま乗れる状態に。諦めがつくレベルのパンクを直せたので、ユニバーサルシーラントのパンク修理能力は高いと言って良さそう。と思ったのだけど、しばらくするとまた空気抜けが発生しました。シーラントで出来たかさぶたが剥がれてしまったのかもしれません。
ちなみにこの穴は、STANSのNOTUBESだと塞げなかった(少しづつエアが漏れる状態)ので、UNIVERSALシーラントは、NOTUBESより強く、少なくとも同等以上だと言えそう。

エア保持能力
これまでにコルサプロコントロールとグラベルキングX1R、それからミシュラン POWER CUP TLR に使用して減圧が少なく、エア保持能力も十分に良いです。決してNOTUBESに劣りません。むしろ少し良いと感じています。

まとめ:VITTORIAのUNIVERSALシーラントは、STANS NOTUBESやカフェラテックスと比較しても結構優秀に思えるシーラント
定番のSTANS NOTUBESはやっぱり使っていて安定感のあるシーラントでした。それから変えて使ってみても、エア保持性能&パンク修理性能ともに、より優れているように感じられます。メリットはアンモニアフリーかつ、ダマにならない点。しかも、価格はNOTUBESより少し安い傾向がある。ということで、VITTORIAもオススメできるシーラントの一つと思います。

ただ、使用してからまだ一年経っていないので、NOTUBESのように組付けから1年後にピンホールを直してくれるかどうか?というような補修性能はまだ不明です。
また、NOTUBESはカフェラテックスよりもゴム膜が少ない傾向。つまり、タイヤ重量が重くなりづらいシーラントです。
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