mont-bell(モンベル)のゴアテックスレインウェアのラインナップ2025年度版の変更点まとめ

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ストームクルーザーがスーパードライテックになることで、モンベルからゴアテックスのレインウェアがなくなるという噂がありましたが、2025年度は名前が変更されてラインナップされています。従って慌てて買う必要はありません。とはいえ、ラインナップから消えてしまうモデルもあります。変更点などを詳しくチェックしてみましょう。

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mont-bell(モンベル)のGORE-TEX(ゴアテックス)レインウェアのラインナップ2025年度版

GORE-TEX(ゴアテックス)のレインウェアは名称を変更して継続している

さて、ゴアテックスのレインウェアのラインアップは以下のように変更されました。

  • ストームクルーザー→テンペストジャケット
  • レインダンサー→レイントレッカー
  • トレントフライヤー→ピークシェルジャケット

それぞれ詳しく見てみましょう。

従来のストームクルーザーはテンペストジャケット、もしくはピークシェルジャケットに変更されています

テンペストジャケット 247g ¥35200

従来のストームクルーザーに相当するモデルがテンペストジャケット。ゴアテックスメンブレンに20デニールの3レイヤー。価格は¥28600→¥35200と約7000円の値上げ。

大きな変更点はゴアテックスがPFASフリーなものになり、脇の下のベンチレーションが追加された点。ベンチレーションの追加は良変更ですね。ただし、ストームクルーザーでは20デニールのバリスティックナイロン(254g)だったのが、20dリップストップナイロンに変更されています。

※旧ストームクルーザーの透湿性35,000g/m²・24hrs(新モデルで透湿性表記がないので参考値として)

レイントレッカー 301g ¥29200

従来のレインダンサーはレイントレッカーとなりました。ゴアテックスに50デニールナイロンの3レイヤーは変更なし。耐久性のあるタイプ。¥24750→¥29200となります。

脇の下のベンチレーションの追加はありませんでした

レイントレッカーはややこしいモデル名で、昔はドライテックのレインウェアだったのが、ウインドストッパーになり、今回ゴアテックスのウェアに変更されています。同じ名称でも、これだけスペックが変わってくることがあるので要注意ですね。さて、袖口が縫い目を減らして接着加工になったのが良い変更点。しかも、335g→301gと少し軽くなっています

※旧レインダンサーの透湿性25,000g/m²・24hrs

初雪の白馬大池

ピークシェルジャケット 185g ¥32000

ラインナップ的には従来のトレントフライヤーのようでもありますが、変更点がかなりあるので、従来のストームクルーザーの進化系という見方もできるのがこのピークシェルジャケット。その見方だと、3千円の値上がりで超軽量化したと捉えることが出来ます。

ゴアテックスに15デニール・バリスティックナイロンの3レイヤー構造で185g!従来のトレントフライヤーは12デニールの2レイヤー(194g)。また、従来のストームクルーザーは20デニールバリスティックナイロンの3レイヤー(254g)。つまり、2025年のピークシェルジャケットは、従来のトレントフライヤーとストームクルーザーのいいとこ取り。もちろん、脇の下のベンチレーションもある。

従来のトレントフライヤーはこちら。デザイン的には似ていますが2レイヤーから3レイヤーは良い変更と思います

正直にいってテンペストジャケットよりこっちのほうが高価になりそうなんですけど、実は安いお買い得モデル

価格は¥28400(ストームクルーザー)、¥25080(トレントフライヤー)→¥33000。但し、3レイヤー化したので、旧トレントフライヤーの透湿性44,000g/m²・24hrsには達せず、旧ストームクルーザーとの中間じゃないかと思われます。

ゴアウインドストッパー素材のウェアは消滅(従来のレイントレッカー&バーサーライト)

さて、ゴアテックス素材のレインウェアは存続しますが、一方で従来のウインドストッパー素材のレインウェアはなくなってしまいました(同等モデルはスーパードライテックの3レイヤーに変更されています)。ですので、購入したいなら今のうちなのはむしろこっち!

実は優れているのが旧レイントレッカーで、ゴアテックス・ウインドストッパーと20デニールナイロンの2レイヤーで188g。透湿性43,000g/m²・24hrs というトレントフライヤーの廉価版のようなモデル。

ウインドストッパー素材を使用した旧レイントレッカー

特徴はトレントフライヤーよりも柔らかく着心地がいいこと。レインウェアというよりも柔らかいウインドブレーカーのようなウェア。これはかなりいいと思ってたモデルなんですけどね。。。残念ながら廃盤。

また旧バーサライトは、ウインドストッパーに10デニールバリスティックナイロンの2レイヤーで134g。透湿性43,000g/m²・24hrs。

旧バーサライト、ウインドストッパー素材でレイントレッカーを更に軽量にしたようなレインウェアでした

新バーサライトはスーパードライテック3レイヤー・7デニールバリスティックナイロン、143g、¥18700→¥24000に変更されました。

新バーサライト、ウインドストッパーからスーパードライテックに変更
稜線では雨じゃなくても防風が大事

ストームクルーザーは2025年でスーパードライテック素材に変更、旧スーパードライテックレインジャケットのようなモデルに

では、2025年のストームクルーザーという名称のモデルはどんなスペックになっているのでしょうか?

2025年度版のストームクルーザー

旧ストームクルーザーと比較すると

  • ゴアテックス3レイヤー20dバリスティックスーパードライテック3レイヤー30dバリスティック
  • 254g→254g
  • 28400円22000円

重量は変更なし、素材が変わって安くなりました。スーパードライテックがどれくらい優れた素材かわかりませんが、ゴアテックスレベルなら大歓迎の変更ですね。

スーパードライテック自体の透湿性は20,000~60,000g/m²・24hrsとのこと

ところで、このスペックの旧品っていうのはスーパードライテックレインジャケット

スペックがとても似ている旧スーパードライテックジャケット

ちなみにスペックは、スーパー ドライテック3レイヤー、20デニール・ナイロン、透湿性35,000g/m²・24hrs、241g、¥22,550でした。

嘉門次小屋のイワナ

実はドライテックのサンダーパスが超絶進化している

で、 ゴアテックスじゃないんですけど、サンダーパスジャケットっていつの間にかメチャクチャ進化してて驚きました

旧レインダンサーのドライテック版のような、サンダーパスジャケット

サンダーパスってモンベルの中では廉価モデルで、昔の印象だといまひとつのレインウェアという印象がありました。しかし、試着してみると、レインダンサーと遜色ないくらいの着心地に進化。細かい点ですが今のサンダーパスに採用されている裏地、ベトベトしづらい素材って、昔の安いモデルには無かったはずです。

ドライテックと50dナイロンの3レイヤーで、透湿性15,000g/m²・24hrs。325g。¥14800。これは初心者が最初に買うなら十分なスペック。50dナイロンは少し重いけど、その分頑丈。だから登山以外の野外アクティビティにも気を使わず活用しやすいのも良い点。かなりオススメできるモデル(実は家族用に一着購入済み)。

ドライテックはポリウレタン系?!保管の際に注意!

ところで、モンベルによるドライテックの説明は、ポリウレタン系のように読めます。

ポリウレタンは加水分解などで劣化しますので保管の際は要注意!必ず干して湿気を抜いてから保管しましょう。

個人的なドライテックとゴアテックスの耐久性についての体験

ちなみに私はブリーズドライテック素材のレインウェアを持っていましたが、劣化してボロボロになってしまいました。そんなわけで印象が良くない ^^; これはポリウレタンの宿命で避けられないのですが、今のドライテックは当時よりも改善していると思います。

一方、ゴアテックスのレインダンサーは10年経ってもボロボロになることはなく、長年使うことが出来ています。そんなわけで、長く使いたいウェアはゴアテックスを選ぶようにしています。

また、ブリーズドライテックのウェアでは、夏山ですが雨の白馬岳の稜線で超寒くて辛い思いをしたのがトラウマ。旧レインダンサーは愛用していて、しっかり風を止めるので羽織るとフワっと暖かく、雨でも内側がサラッとしていて、雨の水晶岳や雪の上高地でも平気でした。

まとめ:モンベルのゴアテックスウインドストッパー素材以外のレインウェアは改良されながら存続する。慌てて買う必要はない

以上、モンベルのゴアテックスのウェアは2025年も存続するので慌てて購入する必要はありません。2025年のモデルをチェックしてみて、個人的なオススメは軽量で安いピークシェルジャケットか頑丈なレイントレッカー

但し、PFASフリーのゴアテックスへ変更されます。このデメリットとして考えられるとすれば、フッ素コーティングななくなって皮脂汚れがつきやすくなり、透湿性ダウンが発生する可能性が考えられるので、洗濯がより大切になるかもしれません。あくまで想像ですけど。

本当にほしいなら購入しておく必要があるのはウインドストッパー素材のレインウェア。私はウインドストッパーって柔らかくて好きな素材なので、グローブは旧品をストックしています(笑)

ウェアの洗浄と撥水に

MIZUNOのベルグテックもずっとラインナップされている素材。耐水圧30,000mm、透湿性は16000gとサンダーパス相当。上下セットで550gのようです。

モンベルはリペアサービスがあるのも魅力

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