房総では毎年恒例(?)のタケノコを掘るサイクリングについてです。
房総半島でタケノコ掘りライドを楽しもう!
昨年、個人的に行ったタケノコ掘りライド。
今年は市原の地域おこし協力隊さんがイベントとして実施してくれたので、市原までタケノコを堀りに行きました。
ロードバイクで竹林に行ってタケノコを掘ろう!
集合場所は小湊鉄道の上総牛久駅。今回、10人以上の参加者がいました。
いくつかのグループに分かれ、高滝湖や里山、田園の中を走るサイクリングを楽しみます。
しばらく走って、目的地である竹林のある民家に到着。
バイクを置いて竹林に入ります。
タケノコを見つけて、それぞれ鍬で掘り起こしていきます。
また、見つけた山菜を持って帰るローディーも!※地主さんの許可を得ています
それぞれ存分にタケノコを掘ったあとは、ランチとカフェ、それから手掘りトンネルを抜けて見晴らしの良い場所へのライド。
タケノコ掘り以外にも、知らないといけない地元スポットや、隧道を走る良いライドイベントでした!
なお私は竹林の奥深くに侵入したため足をヒルに喰われました(^^; 気になる人は虫よけを用意すると良いでしょう。(これからの時期、麻綿原高原などのヒルがいる林道に入るなら虫よけをしておくと無難です)
筍を運ぶのにグラベルバイクが最高すぎた!
昨年はボトルケージに挿したタケノコですが、長距離を走るには安定感がイマイチ。今年は改善し、グラベルバイクのフロントフォークにケージを用意しました。
この積載はタケノコが揺れないし、安定感が非常にGOOD!ハンドリングへの影響も非常に少なく、かなりベストと思います。
また、トップチューブにシリコンバンドでタケノコを搭載しましたが、これはタケノコの向きがポイント。
写真と反対向きに取り付けると、ヒルクライムでタケノコが後ろに下がってバンドから抜けてしまいそうになる。ですので上の写真のように取り付けるのをお薦めします。
房総半島の放置竹林による竹害問題
ここでいきなりですが、放置されてしまった竹林が、竹害を引き起こすことはご存じでしょうか?
竹害の例としては、
- 竹は繁殖力が非常に強く、放置していると竹林が広がって他の植生を破壊してしまう
- 竹は根が深く張らない為、土砂崩れの原因の一つになる
といったことが挙げられます。地域の高齢化などで竹林に手が回らず、放置竹林が出来てしまっている事実。また、プラスチックがあることで竹細工など素材としての需要が減ったのも原因の一つでしょう。
一方で中国から輸入している竹製品は、どんどん値上がりしているといいます。目の前にこれだけたくさんの竹があるのに竹製品が値上がりしていくのは何とも不思議な感じがします。
竹を利用した竹炭は水質改善に効果があるらしい!?
この竹林問題に取り組む地域団体として、NPO法人の「竹炭研究会」があります。竹を切って、竹炭を作っています。
この竹炭、なんと水質改善にも効果があるそう!(用水路に竹炭を仕込んで、水質改善のテストをしています)。なんでも竹の構造が優れているらしく、その他も色々な消臭剤など様々な使い道があるとのこと。
竹炭の詳しい効果についてはこちらをご覧ください↓
災害対策と水質改善を両立できる素晴らしい取り組みだと思います。
まとめ:竹害への対策に、タケノコ掘りサイクリングもありかもしれない
今回のようなローディーによるタケノコ掘りサイクリングも、楽しみながら竹の害を防ぐことが出来る素敵なライドイベント。
そして採れたてのタケノコは、ほんのり甘みがありクセが無くとても美味!筍ご飯や焼きタケノコ、筍の天ぷらなどが楽しめます。帰り道でタケノコを運ぶことで強制的にトレーニングにもなりますね。
来年も開催されるか分かりませんが、その時は是非みなさまご参加ください。グルメと環境保全&地域おこしを兼ねた取り組みとして、アド街のランキング入りも目指せるかも(笑)↓
こういうロードバイクが町中を普通に走ってる #いすみ市 は明日夜アド街で放送です❗
— sciff (@sciff2) April 22, 2021
みんな是非見て、ライドに来てね〜?
タケノコ狩りロードバイク・ツアーは何位でしょうか❗❓ pic.twitter.com/4JCfHAMoVO
※BLACKBURNのアウトポストカーゴケージ、それからトップチューブにタケノコを括り付ける時に使用した FIXPLUS。もちろんタケノコ以外にも色々な物(空気入れとか)を取り付けることが出来ます。
FIXPLUSは楽天の方がたくさんありました↓
【FIXPLUS】(フィックスプラス) ナノスリム フィットパック 40cm ストラップ(2本セット)(自転車) 【FIXPLUS】(フィックスプラス) ストラップ 66cm(1本)(自転車)今回の主催者が行っているサイクリストカフェ「OIKAZE」について、養老渓谷にあります
房総は山だけでなく、海も楽しいです↓
千葉市方面から房総を目指すときに快適なサイクリングコース
他にもSDGs大多喜学園さんも自転車で楽しみながら地域課題に取り組んでいます。
自転車を地域の足として活用するのもインフラの維持に役立つかもしれません
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