NIKONのミラーレスカメラ、Z6を購入してから4か月経ったので再レビューします。
NIKON(ニコン)のミラーレスカメラ Z6 購入4か月後レビュー
4か月使った印象としては、一眼レフよりも一般的な撮影はとても楽になりました。
NIKON Z6×FTZで使う大口径レンズがイイ!
Z6の何が一番イイって、大口径レンズを使った時のピント精度。これが一番感動的。
一眼レフよりピントが合いやすい。FTZ経由で85mmF1.4Gを使うと、このレンズ、こんなにキレが良かったっけ??って言うくらい写りが良くなる。一眼レフだと微妙に前ピンになっていたりすることがあるが、Z6だと開放からピントの合う確率が上がっている印象がある。だから一眼レフでは安全の為にF2以上に絞っていたのが、Z6だと開放付近でガンガン使える。
だからZ6は開放がF1.4~F1.8のレンズにはとっても強い味方。これまでのレンズで更に感動できて本当に素晴らしい!Zマウントレンズ買わなくても最高に楽しい。もうこれだけで大口径レンズ用にもう一台ミラーレスカメラとFTZが欲しくなってる。
※解像度をテストするサイトなどによると、一眼レフで最高の解像度を得るためには、AFでピントが合ったところから少し微調整が必要でしたが、Zシリーズではどうやらレンズ解像度が最高のところでピントが合う傾向のようです。
可動式モニタのミラーレスはカメラのアングルの選択肢が広い
可動式のモニタ×ライブビューでのピント精度が良いから、カメラアングルの選択肢が明らかに増えた。例えば地面スレスレから被写体を狙うときや、目線より高い位置から狙うとか、そういうアングルを撮りやすくなるので、画の表現に幅が出来る。これも素晴らしい機能。
AFエリアも画面の隅の方まであるので有効活用できます。
NIKONのスマホ連携アプリ、SnapBridgeの使い勝手が良い
JPGでの画質が向上したことに加えて、NIKONのプリ「SnapBridge」の使い勝手が良い。カメラとスマホをBLUETOOTHで接続すれば、放っておいてもスマホに200万画素でJPGを転送してくれる。それでSNSの更新が簡単になりました。自分はその手の写真は200万画素もあれば十分と考えているけど、人によっては、ここの画素数を300万画素とかも選べるようになるとパーフェクトじゃないかと思う。
NIKON Z6 のモニターでの撮影中に、いきなりファインダー表示に切り替わる仕様は解決可能
Z6IIで改善されたポイントの一つとされているのがコレ。Z6ではモニターで撮影中にいきなりファインダーへ表示が切り替わってしまう現象。これが起きると撮影のテンポが悪くなる。原因はアイセンサーに影が落ちること。これ、Z6IIだとモニターを出している時はファインダー表示に切り替わらない。
しかしなが、Z6でも簡単に対策が可能。ファインダー横にある表示ボタンをカスタマイズ(「ファインダー自動切り替え」と「モニター表示のみ」にカスタム)すれば1回ボタンを押すだけでこの切り替えが出来るから特になにも困らない。困っている人は是非おためしあれ。
AFがピントを合わせるのを苦手とする場面も・・・
明確にミラーレスの弱点があるシーンとしては、ピントが遠距離にあると、至近距離付近のモノにカメラを向けてもピントを合わせに行ってくれないこと。これは一眼レフではあり得なかった。
この場合だけ、ピントリングを回して最短撮影距離付近にピントを移動させる必要があります。これもクセさえわかっていれば即対応可能です。
NIKON Z6の弱点
その他に一眼レフと比べた時のZ6の弱点というと、まず輝度差があるところへカメラを振った場合、ファインダーの明るさへの対応がどうしてもワンテンポ遅れる。例えば、暗いところから明るいところへカメラを向けると、最初ファインダーは真っ白で、しばらくするとファインダー像がまともな明るさになる。これはモニターの映像を見ているからどうしようもない。特に逆光のシーンではちょっと煩わしい。
それから一眼レフに比べて起動が若干遅いような気がする。これは急いでいる時以外は特に気にならないけど、電源入れてからジジジ・・・っていって起動するので一息つく感じ。スリープからの復帰も同様。
Z6の弱点としてよく言われる、カードスロットが一枚とか、AF性能がどうとかより上二つの方が自分には気になりました(あと上で書いたピント)。一眼レフの方が速射性が良いシーンがあります。
Z6の画質設定上の注意!jpegでのモスキートノイズが出る可能性があります
Z6の画質設定について、気になったことがあります。まずは下の画像をご覧ください。Z6+Nikkor Z 28mm F2.8 でF8での撮影です。
左上の葉っぱの部分の100%拡大。
枝葉の周辺にモスキートノイズが出ていますね。この写真のカメラの画質設定は jpeg S+BASIC。600万画素で高圧縮率なjpegの設定です。どうやらZ6でBASIC画質を選ぶと、jpegにノイズが乗ることがあるようです。ちなみにこのザワザワ感、SnapBridgeで転送した200万画素の画像でも感じられました。ということでjpeg派の人は、画質NORMAL以上での撮影を推奨します。
とはいえ、普段の撮影が RAW+JPEGで、jpegはあくまで画像確認用に使っているだけならBASICでも問題ないでしょう。NORMALとBASICでjpegの画像サイズは倍くらい違いますし。参考までに画質を変えて同じ被写体を撮影した時の jpeg画像のサイズ を書いておきます。(Msizeでの例)
- BASIC 1739KB
- BASIC☆ 2851KB
- NORMAL 4708KB
- NORMAL☆ 5089KB
- FINE 6581KB
- FINE☆ 8313KB
BASICの設定だと、非常に小さなサイズになるのが分かると思います。
まとめ:しばらく使ってみて NIKON Z6 は大満足!もう一台ミラーレスカメラを欲しくなりました
従来の一眼レフと比較すると一部弱点もありますが、総合的にはメリットがとても多いミラーレスカメラ。とうことで普段使いのカメラは一眼レフからミラーレスに完全に置き換わりました。購入するまではこれまでの一眼レフ(D750)で十分かも?と思っていましたが、結論としては購入して大満足。
もう一台ミラーレスを買って、単焦点を2本つけて撮影したい。もしくは、画質のいいZのズームレンズを使ってみたい。
まとめるとZ6は従来の一眼レフよりも「撮りやすいからたくさん写真が撮れるカメラ」です。サイクリング用途だとNIKON Z50やZ30など、フルサイズではないAPSサイズのミラーレスもイイと思います。
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