TOPEAK(トピーク)の2020年の新商品として、Roadie TT(ローディーTT)という空気入れが発表されています。構造を見ると「例のポンプ」(LANDCAST、もしくはOTUREのポンプ)に似ているので、代わりになるポンプである可能性があります。気になるので詳細を見てみましょう。
TOPEAK(トピーク)の新しいポンプ、Roadie TT(ローディーTT)の詳細速報
2020年のトピークの新商品は、これまでのトピークのロードバイク用ポンプと何が変わったのでしょうか。
Roadie TT(ローディーTT)と これまでのRoadie DA(ローディーDA)の違い
これまでもロードバイク用にRoadie DA(ローディーDA)という空気入れはありました。
このポンプは押しても引いても空気が入るという構造。
要するに空気を入れるスピードが2倍になるよっていうことですね。
MTB用だが Mountain TT(マウンテン TT)は空気を楽に入れられる機能がある
一方でマウンテンバイク用には、マウンテンTTという更に一歩進んだ機構が搭載されたポンプがありました。空気を圧縮してから充填するので、楽に空気を重点することができます。
今回のRoadie TT(ローディーTT)の登場で、ロードバイク用の空気入れにもこの機構が搭載されるということになります。
マウンテンTTは最大120PSIで、かつ一回に入れる空気量が多く設定されていたので、ロードに空気を入れるには力が必要でしたが、ロード用に筒が細くなればそれほどの力を要さずとも空気を入れることが可能になるでしょう。
具体的には、マウンテンTTはストローク一回で90CCの空気を注入できます。普通のロード用はストローク1回での空気注入量は20-30CCなので、新しい Roadie TT(ローディーTT) はマウンテンTTの1/3くらいの力で空気を入れられるはずです。
一応、マウンテンTTでもロードに7気圧入れることが可能です(笑)空気が3倍入るということは、逆に言えば、腕力が有ればポンピング回数が1/3になるということ。普通のロードの空気入れだあと300回のポンピングが必要なことが多いですが、マウンテンTTだと100回ポンピングすれば7気圧入ってしまうことになります。回数が少ない方が良い人にはロード用でもマウンテンTTをお勧めできます。
Roadie TT(ローディーTT)は例のポンプの代わりになるのか?
新しいRoadie TT(ローディーTT)と例のポンプの違いは何になるのでしょうか?
まずは口金の形状ですね。ねじ込み式 の「例のポンプ(LANDCAST )」 に対し、トピークのRoadie TTはレバー式。ですので、使用しているバルブにネジが無く、プレーンバルブの人にはRoadie TT(ローディーTT)一択になります。
またトピークのローディTTには16.5cmのminiバージョンと19.5cmの通常バージョン(100g)が用意され、どちらもアルミ製とのこと。残念ながらカーボン製の用意は無いようです。
TOPEAK2020製品はチューブレス関係も充実
2020年のトピークは :チューブレス向けの TubiToolシリーズ というものを発表しています。
こちらもチューブレスタイヤのユーザーには楽しみですね。
まとめ:ねじ込み式の人は例のポンプ(LANDCAST)でOK!プレーンバルブも使う人は Roadie TT(ローディーTT) 一択!
ねじ込み式バルブの人は相変わらず、空気を軽く入れられる LANDCAST製の「例のポンプ」でOKです。
今回トピークがレバー式で出してくれたことは、レバー式にありがちな口ゴムの劣化したときの補修部品の手に入りやすさが重要なポイントでしょう。
また2種類の長さが用意されているので、ポンピング回数を少なくしたいか、携帯性を重視したいかで選べるのも良いポイントですね!
ただ、今ならエアゲージ付きのLANDCASTのポンプが出ているので、これが一番選択肢としては良いでしょう。
110gで空気が軽く入り、エアゲージまでついているなんて本当にスゴイスペックです!(全長20cm)
エアゲージ無しは100gになります。
但し、軽い力でもポンピングは300回必要ですので、強い力で100回で済ませたい人はトピークのマウンテンTTを購入しましょう(笑) 遂にローディーTTが購入できるようになったので、ローディーTTをお勧めします。
購入しておいたTOPEAK ROADIE TT mini を使うことになったのでインプレ
↓LANDCASTの空気入れと同じ構造の、軽量なカーボンのミニバージョンを使ってみたインプレ
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