これからの紅葉シーズン、サイクリングスポットと言えば、日光いろは坂や、千葉の養老渓谷がオススメスポットです。ただ、日光のいろは坂は土日は車で混雑してしまいます。その場合は日光細尾峠をおススメします。また、養老渓谷ならいろは坂に比べると、比較的土日でも混雑は少ないでしょう。
ということで、養老渓谷から、房総の小江戸と言われる城下町大多喜エリアのサイクリングスポットのご紹介です。
養老渓谷から粟又の滝へサイクリング
紅葉シーズンはやっぱり養老渓谷から粟又の滝が定番コース。以前ご紹介したうぐいすラインを経由すれば、千葉市エリアからのアクセスも簡単です。うぐいすライン終点の原田のセブンイレブンから、上総牛久駅方面に向かい養老渓谷ラインに入りましょう!因みに養老渓谷にはコンビニが無いので(駅前に少し商店がありますが)、原田のセブンで補給しておくことをおススメします。
しばらく緩やかなアップダウンのある養老渓谷ラインを走ると到着するのが、小湊鉄道の養老渓谷駅。ここにはなんと足湯があります。また、駅を過ぎると有名な「手掘りの二段トンネル」があるので寄っていくと良いでしょう。
養老渓谷を抜けると老川の交差点に到着、そのまま少し進むと粟又の滝になります。
粟又の滝の後は、そのまま南下して勝浦方面に出て海鮮丼を食べるのも良いですし、いすみ鉄道沿いに大多喜の街並みを楽しみに行くのも良いです。
あと粟又の滝を更に南下したところにある、旧校舎を利用した「もみの木庵」というお蕎麦屋さんもおススメです。詳しい記事はこちらです↓
因みに、老川の交差点には、サイクルラックがあって補給しやすい「太田商店」と 変わった建築である「旧老川小学校」 があります。(下に記事あります^^)
粟又の滝にある「山里のジェラテリア 山猫」
粟又の滝にある「山里のジェラテリア 山猫」はとても美味しいジェラート&かき氷屋さんです。かき氷は要予約なので、ジェラートを頂きましょう。
おススメは、あればイチゴのジェラート。はちみつ入りのソフトクリームも美味しいです。
大戸の洗い越し
河の下に道がある、世にも珍しい沈下橋(?)。沈下しっぱなしです。夏のライドには涼しく最適ですね。
チーズ工房「千」
なんと情熱大陸に取り上げられたチーズ工房。工房での直接の販売は月一回だけ。もしタイミングが合えば訪れてみるのも良いでしょう。とっても美味しいチーズを購入することができます!
モッツァレラチーズをオリーブオイルと塩、トマトで食べたらホントに美味しくて、一口でもずーっと味わっていたい強い風味がします^^ あまりの美味しさに、モッツァレラチーズが浸かっている水(ホエイ?)を舐めてみたら、そちらも美味しくて本当にビックリでした!
直接の購入ではなくても食べられるお店があるので行ってみるのも良いですね。
大多喜エリアにも、養老渓谷にある「手打ちそばゆい」さんと、大多喜駅近くの自然食レストラン「蔵精」さんがあります。
ハンバーガーショップ CafeBIGONEビッグワン
バイク乗りの聖地と化している大多喜のハンバーガーショップ「CafeBIGONEビッグワン」。大多喜グルメの一つとして良いでしょう。ロードで行っても山の中なのでヒルクライムになります。オーナーさんはバイクだけではなく自転車乗りまで含めて房総を盛り上げたいと考えていて、サイクリングラックも準備されています!
あと大多喜で有名なグルメと言えば、「とんかつ亭有家」さんと 津知家 さんの「十万石最中」ですね!
大多喜ハーブガーデン
定期的にマルシェが開かれるハーブガーデン。小商いの皆さんが色々な商品を持ち寄ってマルシェが開かかれています。オーガニック食品がメインの様子。人気のマルシェなので、車で来ると停められないことがあるとか。ぜひロードバイクで訪れましょう^^
「ちばの真ん中 集マルシェ」は、毎月第1日曜日 10:00~15:00 開催だそうです。
詳しいマルシェ情報はこちら↓
大多喜城
有名な大多喜城、徳川四天王の本田忠勝の居城。最初知らなくて、町中に「本」の幟が立っているを見て「本屋さんずいぶん多いなぁ~」と思っていました。天守閣まで登るのは結構な坂!
因みにお隣のいすみ市に万木城という城があります。元々「万喜城」だったのを、攻め落とされてから「万木」に改名させられ、 小田喜城 と呼ばれていた城を「大多喜」にしたという伝承があります。
またすぐ隣の大多喜キャンプ場からBIGONEの方に抜ける林道も、ロードで走るには面白いコースです。
大多喜駅近くの夷隅神社にはなんと朝市がある!
大多喜駅のすぐ近くにある夷隅神社。なんと400年続く朝市が境内で行われています。この辺りにある朝市は、いすみの港の朝市や、勝浦の朝市だけではないのです!
開催されるのは 0と、5 の付く日。10日とか15日とかですね。農作物や刃物屋さんなんんかが軒を並べます。
朝市なので、午前の8時ごろから、物が売れてしまうと農家さんは撤収してしまうので( 10:30頃には店じまいするところもあります )是非早めに訪れましょう!詳しくはこちら
ちなみにうちの子供はピーマン嫌いでしたが、朝市で買ってきたピーマンがあまりにも美味しかったのでピーマンを食べたいというようになりました!匂いは強くて、味は濃いんだけどなんか甘いんですよね。都内から買いに来る人もいるくらいファンになっている人もいます。
旧老川小学校
老川交差点の上に位置する旧老川小学校。独特な建築で賞を取っているのですが、すでに学校としては利用されておらず、今は無印良品の運営するコワーキングスペースになっています。見学するだけでも楽しい施設^^月二回くらいワークショップを行っています。
麻綿原高原(マメンバラ)林道のヒルクライムコース
老川の交差点から入っていける麻綿原高原(マメンバラ)も素敵なヒルクライムコースです。山頂からは海が一望できます!老川からだと、途中手掘りのトンネルを抜けていくのも房総の秘境に来た雰囲気があります。
あじさいの時期は、一面アジサイが咲き乱れる紫陽花寺としても有名ですね。
↓詳しくはこちらの記事へどうぞ^^
うぐいすラインからの途中にある、野見金山展望台
うぐいすラインから大多喜に来る方法としてメジャーな養老渓谷沿いと、297号で九十九折れを下ってくるコースがありますが、もう一つ、野見金山を越えてくる手があります。山頂は展望台になっていて空気の澄んだ日はスカイツリーまで見えます。また、曜日限定で展望台のコーヒー屋さんが開いていて、ゆっくり珈琲が飲める居心地のいい場所です。
老川交差点の太田商店はサイクルラック完備でガラス張りのイートインスペースがある
養老渓谷にコンビニは無いのですが、養老渓谷を南下したところにある老川の交差点。ここにある太田商店は、サイクルラック完備で目の前にガラス張りのイートインスペースがある、サイクリスト歓迎のお店。なんと空気入れも貸してもらえますので、非常時には助かるかも。
筒森もみじ谷
大多喜を走ると、筒森に立派なトンネルがありますが、その養老渓谷側から横道に入ったところ、ひっそりとあるのが筒森もみじ谷。紅葉の名所として有名です。
シーズンになると、地元のおばちゃんが野菜や漬物を売っています。地元でとれたワラビやキクイモの漬物が珍しいです。たくさん 試食 させてもらえました^^
このもみじ谷からは、少しヒルクライムに挑むこともできます!最後は民家で行きどまりになりますが、STRAVAのセグメントまで用意されている、なかなか好い坂です。坂の途中からも紅葉を見ることが出来ます。
秘境駅である、いすみ鉄道「三育学院大学久我原駅」
東京から最も近い秘境駅と言われる、いすみ鉄道の「 三育学院大学久我原駅 」。「大戸の洗い越し」や、大多喜の道の駅の近くにありますので、セットで回ると良いでしょう。
番外編: 三育学院大学から荒木根ダムへ登っていけるグラベルロード
久我原駅の近くにある「三育学院大学」その脇からいすみ市の「荒木根ダム」へ抜ける道があります。ここは傾斜のあるグラベルロードで、グラベル系が好きな人は楽しめるでしょう。私は知らずに普通のロードで走破しましたけどね(笑)
まとめ:大多喜町の見どころは、養老渓谷の紅葉と城下町だけではなかった
どうしても小江戸というイメージの強い大多喜。しかしながら、それ以外にもロード乗りならではの楽しめるスポットがあります。
ここに書いたチーズ工房「千」以外にも、美味しいチーズ屋さんが沢山ありますし、すぐ隣の、いすみ市国吉まで足を延ばして、無料でブルートレインに乗れる「ポッポの丘」に寄ったり、「ブラウンズフィールド」でお茶したりするのも良いでしょう。ホタルの時期にはすぐ近くのいすみ市山田地区でホタルが飛び回るのを見ることが出来ます。
また麻綿原高原や、清澄山、大福山といったヒルクライムも楽しめるので、ヒルクライマーにも満足できるエリアになります。
「大多喜×亀山湖」、や「大多喜×安房小湊」、「大多喜×いすみ」で走れば一日では走り切れないぐらいのボリュームになるので、一泊するのも良いでしょう。また、アップダウンがそこそこあるので、いすみ鉄道にロードを乗せて(輪行袋不要でそのまま載せることが出来ます)ショートカットするのも楽しいですよ。
今回の養老渓谷へロングライドのモデルルート
蘇我駅からうぐいすラインを南下。大福山から養老渓谷、粟又の滝へ。大多喜駅近くの見どころも押さえて、その後、いすみのブラウンズフィールドに寄り道しています。99キロ、獲得標高1336メートルとヒルクライムの練習にも十分でしょう!
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