GROWTAC EQUAL機械式ディスクブレーキとKCNCのディスクローター RAZOR（レーザー） 140mm の組みあわせ　取り付けとインプレ

グロータックのEQUALディスクブレーキに、KCNCの軽量ディスクローターRAZORを合わせてみました。グロータックでリアが効きすぎると感じる人は試してもみるのもいいかもしれません。

KCNCのディスクローター RAZOR（レーザー） 140mm × KCNCセンターロックアダプターの取り付けとファーストインプレ

KCNCのディスクローター RAZOR（レーザー） 140mm × KCNCセンターロックアダプターの取り付けとファーストインプレ

超軽量ディスクローター KCNC RAZOR 。6穴式ホイール用のディスクローターです。それをセンターロック式のホイールに組み付けてみました。

センターロックアダプターと6ボルト式ディスクローターの組み合わせ

今回組み合わせるアダプターもKCNC。ディスクもアダプターもKCNC同士ということで作業性も良好でした。合わせるのは簡単で、ボルトは使わず6本出ている出っ張りに嵌め込めばOK。

ディスクローターに回転方向が指定されているのでここは要注意。

嵌め込んだらこんな感じ。センターロックアダプターって結構目立ちますね。

センターロックアダプターのホイールへの装着

KCNCのセンターロックアダプターは、内セレーション式のロックリングと同じなのでスプロケット工具で取り付け。

工具さえあればとっても簡単でした。

KCNC RAZOR、制動力のファーストインプレッション

明らかに肉抜きでスカスカのローター。あたり面が少ない。で、最初の印象は「効かねっ！！」。効きは明らかにマイルド。でも10km位乗れば慣れます。（馴染んできたのもあるでしょう）

あと、KCNC RAZOR は若干ザラザラするタッチを感じます。

フロントのディスクローターも140mmに変更！

しかしコレ、リアの効きが弱くなると今度はフロント160mmが効きすぎるように感じてバランスが取りづらいような・・・(^^;　ということでフロントも140mmに変更。

で、この組み合わせ（グロータックEQUAL＋F:MT-RT800 140mm　R:KCNC RAZOR 140mm）で試してみたところ、乗った瞬間はガツンと効く元のほうが良かったかな！？と思いましたが、それでもTRP SPYRE×SM-RT70 F:160mm R:140mm より断然効きます。

KCNC RAZORのブレーキのフィーリング

その後、50kmくらい乗ったらやっぱり慣れてこれが普通になりました(笑) そしてグロータックならフロント140mmでも不満の出ない人も多いんじゃないかと思います。フィーリングとしては制動力の立ち上がりが緩やかになり、コントローラブルになりました。これでもうちょっと乗り込んで（特に激坂などを下ったりしたら）インプレを追加するかもしれません。

考えてみれば、少ない握力でも最大制動力を十分に得られるローターとキャリパーの組み合わせであれば、ローターやパッドの摩擦係数は高すぎない方がコントローラブルになるはず（より握力の幅を使えるようになる）ですね。

しかしこうして全体像を見てみるとディスクとしての存在感の無さがスゴイ！このKCNCのRAZOR、フロントに使ったら横風対策になるんじゃないかと思います。

まとめ：KCNC RAZORは効きがかなりマイルドなディスクローター

効きのマイルドさの為に取り付けてみたKCNC RAZORですが、これは確かに期待を裏切らないマイルドさ。ブレーキの当て効きをしやすくなります。ディスクブレーキでリアがロックしやすいと感じる人は試してみても良いかも。（このセッティングでもなじむと十分効くので、初心者に乗らせてみると、軽くリアをロックしてしまうようです）

そして、コントローラブルになるコレをロード用にして（EQUAL＋RAZOR）、ガツンと効く組み合わせ（EQUAL＋MT-RT800）をグラベル用にするのも良さそうな気もします。

センターロックアダプターの注意点！

しばらく乗ってからの追記です。ところでこのセンターロックアダプターですが、カチャカチャ音がすると思ってみてみると・・・

ロックリングが外れてました・・・(^^;　こうならない為に、締め付けトルクに注意しましょう！また、スプロケットのようなギザギザワッシャーがないのも緩みやすい要因の一つかもしれません。走っていて少しガタを感じるようなら緩んでいないか注意した方が良いです。ただ、フィーリング的にはとても気に入っています。