ロードバイクからシフトレバーが不要になる?!SRAM eTAP の無線変速システム WIRELESS BLIPS が アップデート!

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SRAM eTAPの WIRELESSBLIPSがアップデートして、シフターやBlipBoxなしでディレーラーとペアリングできるようになったようです。

つまり、ロードバイクからシフトレバーが不要になり、より自由なバイクの組み方が出来るようになる。これは素晴らしいですね!

これがWIRELESS BLIPS。シフトレバーではない、ただの変速ボタンです
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SRAM WIRELESS BLIPS が アップデート!ロードバイクからシフトレバーが不要になる?!

SRAM(スラム) eTAPの変速システムについて

まず最初に SRAM eTAPの変速システムの説明。SRAMは左右のシフターに変速ボタンが一つずつ付いてます。

これはSRAM FORCEの変速レバー、ブレーキレバーと変速ボタンが一つついています。

左レバーのボタンを押せばチェーンが左に移動、右を押せばチェーンが右に。同時押しでフロント変速となります。

増設用ボタン、WIRELESS BLIPSについて

そして、例えばTTバーの先っちょに変速ボタンを増設したいときに WIRELESS BLIPSってボタンを増設することが出来ました。

これがWIRELESS BLIPS。ボタンが二つあるのはシフトアップとシフトダウン用。同時押しでフロント変速

SRAM WIRELESS BLIPSっていうのは一言でいえば「変速ボタン」。しかも無線で変速できるボタン。そう、電動変速では別に変速ボタンはレバーでなくてもいい。ただのボタンで充分。

ロードバイクからシフトレバーが不要になる SRAM WIRELESS BLIPS のアップデート!

この WIRELESS BLIPS 、これまではディレーラーペアリングの為にシフター、もしくはBLIPBOXというアクセサリーが必要でした。

一応、これまでもシフターなしでこんな感じに組むことが出来ました。但し、BLIPBOXっていう結構高価なパーツが必要だったはずです

このWIRELESSSBLIPSが発売されたとき、シフターだけ誰かに借りて、ペアリングだけ済ましてしまえば、ディレーラーとボタンだけで超軽量でスマートな変速システムが出来るのに!!って思った人もいたと思います。(完全に私はそう思っていました)

それが!今回SRAMのアップデートでシフターなしでペアリングできるようになりました!つまり、公式にボタンとディレーラーとブレーキレバーだけでシステムが組めることになります!マジかよ!超画期的やんけ!

普通にスラムのシフターと油圧ディスクで組んでもいいんですけど、このシステムなら無線電動変速のブレーキ回りが自由化します

これの何が良いかって、リムブレーキのブレーキレバーと組み合わせると 220g程度 になるので。ハンドル周りを劇的に軽量化出来るんですよね。

※リムブレーキのバイクの12s化にも使用できますね。

無線ボタン変速の例として、CLASSIFIED や X-SHIFTER の変速システム

ところで、このような無線でのボタン変速を既に採用していたコンポがあります。それは Classified(クラシファイド)。ハブ内での内装変速を実現したクラシファイドって5mmくらいの小さな変速ボタンが1つ、ハンドルについているだけ

とても小さいクラシファイドの変速ボタン

これを押すたびにハブ内部の変速が切り替わるシステム。ハブ内の変速なので当然無線。実際に触ってみて、シンプルなシステムながら、とても使い勝手が良く感動しました。

X-shifter も無線変速を超先取りした製品でしたね。

X-shifterの無線変速ボタン

X-shifterについて詳しくはこちら、無線変速のEQUALレバーみたいなやつでした↓

Xシフター 機械式ディレイラーを半無線電動ドライブにする革新的デバイスをチェック - 製品インプレッション
機械式ディレイラーのワイヤーを無線電動で操作できる「Xシフター」の国内取扱いが開始されている。3~15速のディレイラーに対応しており、手持ちのパーツを半電動ドライブに変えることができるデバイスだ。スプロケットの各ギア一つずつ調整することが可...

最安構成ならSRAM (スラム) RIVAL とWIRELESS BLIPSで8万程度

で、今回のアップデートで SRAM でもそういう組み方が出来るようになりました。この方式は、従来のシフトレバーが不要になるので、バイクの組み方に自由度が増すのが素晴らしい!

ハンドルのブラケットの根元に変速ボタンを装着した例、私が触ってみたクラシファイドもこの位置に変速ボタンがありました

そうは言ってもどうせ高いバーツとしか互換性無いんでしょう?っていうありがちな罠はどうでしょうか?Wireless Blipsの互換性としては

  • SRAM RED eTap AXS
  • Force eTap AXS
  • Force AXS
  • Rival eTap AXS
  • Apex AXS
  • XX1 Eagle AXS
  • X01 Eagle AXS
  • GX1 Eagle AXS

調べてみたらわりと何でもいけるようです。

SRAMで安価なセットはRIVAL、もしくはAPEXですね

これなら安いRIVALのリアディレーラーとWIRELESS BLIPS、それからバッテリーとチャージャーで約8万円で組めることになる。フロントディレーラーが必要だとしても約12万円。最近発売された WheelTOP が12万8千円なので、ほぼ同額のシステムと言えます。

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※詳しい動作条件などメーカー確認していないので、コンポの購入にあたってはメーカーサイトやショップなどで各自ご確認ください。

SRAM(スラム)のフリーのホイール、持ってない問題の解決策

但し SRAMを使う場合、当然ですがSRAM12sフリーのホイールを持ってない問題があります。解決策としては

コンポを変えようとすると発生するフリー持ってない問題。交換用フリーが発売されていればいいんですけどね
  • (1)フリーを交換する
  • (2)シマノフリーに入るSRAMカセットを使う
  • (3)シマノの12sスプロケットを使う

の3つがあると思う。もちろん、フリーを交換する(1)が王道。(2)のやり方としては、SRAM APEXグレードの11-44T(11-12-13-15-17-19-21-24-28-32-38-44T)がシマノ11sフリーに入るようです。

詳細はここを参照↓

スラムのロード用エントリーコンポ「エイペックス」がモデルチェンジ|サイクルスポーツがお届けするスポーツ自転車総合情報サイト|cyclesports.jp
スラムのロードバイク用コンポーネントのエントリーグレード「Apex(エイペックス)」シリーズがモデルチェンジした。リヤ12速になり、無線電動シフトのAXSが追加された。フロントは1×のみだ。 シフト方式は電

(3)は実際にやってい人がいるので。詳しくはこの辺を参照してください↓

SRAM eTap Wireless Blipsには電池を交換できないという弱点もある

一応、このWIRELESS BLIPSの弱点は電池交換ができないこと。だから4年〜7年でボタンごと交換することになる。価格は¥21,940 なので一年で約3000円~5000円程度の費用となります。

まとめ:変速はボタンだけの WIRELESS BLIPS!より自由度が増す電動無線変速システム

最近では、安価な電動変速として、L-TWOOやWHEELTOPといった意欲的なコンポが登場してきています。WheelTOPは触ってみたけど、正直にいってまだまだフロント変速などに弱点があると感じます。

SRAM eTAPはより完成度が高い無線コンポですが、やはり高価な印象が強かった。しかし、最近の RIVALやAPEXといったグレードはそこまで高価ではなく 105Di2 と同等でした。しかも、シフターが要らないとなると一気に WhellTOP 並みの価格帯になります。

SRAMのリアディレーラー

手を出しやすくなったSRAMですが、その特徴といえば、分かりやすい操作性、それから完全にワイヤレスなので内装フレームでも組み付けが簡単、という今の時代に超マッチした製品。そんなわけで、少し前からSRAM eTAPっていいな〜と思っていたのが、今回の発表で従来のコンポの欠点(シフターの形状は選べない点)までクリアできる、より魅力的なコンポになったと思います。

もしかするとあまり馴染みがないシステムかもしれないので詳しいことはSRAMのFAQを参考にしましょう。これ結構分かりやすいです↓

Just a moment...

SRAMはRIVALだとなんだかクランク&スプロケットに剛性不足を感じました。ということでドライブトレイン回りはFORCE以上を選んだ方が良いと思います。

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