SRAM eTAPの WIRELESSBLIPSがアップデートして、シフターやBlipBoxなしでディレーラーとペアリングできるようになったようです。
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— 株式会社Many'S (@ManyS_cycle) March 18, 2024
🗣 SRAM アップデート情報!
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Wireless Blipsを使用する場合、シフトレバーやBlipBoxが必要でしたが、「Wireless Blipsとディレーラーが直接ペアリング可能」になりました。AXSアプリを開いてシフトアクションを割り当てるだけです。
AXSアプリの最新バージョンで使用可能です。 pic.twitter.com/l5Wsnk6wsS
つまり、ロードバイクからシフトレバーが不要になり、より自由なバイクの組み方が出来るようになる。これは素晴らしいですね!
- SRAM WIRELESS BLIPS が アップデート!ロードバイクからシフトレバーが不要になる?!
- SRAM(スラム) eTAPの変速システムについて
- 増設用ボタン、WIRELESS BLIPSについて
- ロードバイクからシフトレバーが不要になる SRAM WIRELESS BLIPS のアップデート!
- 無線ボタン変速の例として、CLASSIFIED や X-SHIFTER の変速システム
- 最安構成ならSRAM (スラム) RIVAL とWIRELESS BLIPSで8万程度
- SRAM(スラム)のフリーのホイール、持ってない問題の解決策
- SRAM eTap Wireless Blipsには電池を交換できないという弱点もある
- まとめ:変速はボタンだけの WIRELESS BLIPS!より自由度が増す電動無線変速システム
SRAM WIRELESS BLIPS が アップデート!ロードバイクからシフトレバーが不要になる?!
SRAM(スラム) eTAPの変速システムについて
まず最初に SRAM eTAPの変速システムの説明。SRAMは左右のシフターに変速ボタンが一つずつ付いてます。
左レバーのボタンを押せばチェーンが左に移動、右を押せばチェーンが右に。同時押しでフロント変速となります。
増設用ボタン、WIRELESS BLIPSについて
そして、例えばTTバーの先っちょに変速ボタンを増設したいときに WIRELESS BLIPSってボタンを増設することが出来ました。
SRAM WIRELESS BLIPSっていうのは一言でいえば「変速ボタン」。しかも無線で変速できるボタン。そう、電動変速では別に変速ボタンはレバーでなくてもいい。ただのボタンで充分。
ロードバイクからシフトレバーが不要になる SRAM WIRELESS BLIPS のアップデート!
この WIRELESS BLIPS 、これまではディレーラーペアリングの為にシフター、もしくはBLIPBOXというアクセサリーが必要でした。
このWIRELESSSBLIPSが発売されたとき、シフターだけ誰かに借りて、ペアリングだけ済ましてしまえば、ディレーラーとボタンだけで超軽量でスマートな変速システムが出来るのに!!って思った人もいたと思います。(完全に私はそう思っていました)
それが!今回SRAMのアップデートでシフターなしでペアリングできるようになりました!つまり、公式にボタンとディレーラーとブレーキレバーだけでシステムが組めることになります!マジかよ!超画期的やんけ!
これの何が良いかって、リムブレーキのブレーキレバーと組み合わせると 220g程度 になるので。ハンドル周りを劇的に軽量化出来るんですよね。
※リムブレーキのバイクの12s化にも使用できますね。
無線ボタン変速の例として、CLASSIFIED や X-SHIFTER の変速システム
ところで、このような無線でのボタン変速を既に採用していたコンポがあります。それは Classified(クラシファイド)。ハブ内での内装変速を実現したクラシファイドって5mmくらいの小さな変速ボタンが1つ、ハンドルについているだけ。
これを押すたびにハブ内部の変速が切り替わるシステム。ハブ内の変速なので当然無線。実際に触ってみて、シンプルなシステムながら、とても使い勝手が良く感動しました。
X-shifter も無線変速を超先取りした製品でしたね。
X-shifterについて詳しくはこちら、無線変速のEQUALレバーみたいなやつでした↓
最安構成ならSRAM (スラム) RIVAL とWIRELESS BLIPSで8万程度
で、今回のアップデートで SRAM でもそういう組み方が出来るようになりました。この方式は、従来のシフトレバーが不要になるので、バイクの組み方に自由度が増すのが素晴らしい!
そうは言ってもどうせ高いバーツとしか互換性無いんでしょう?っていうありがちな罠はどうでしょうか?Wireless Blipsの互換性としては
- SRAM RED eTap AXS
- Force eTap AXS
- Force AXS
- Rival eTap AXS
- Apex AXS
- XX1 Eagle AXS
- X01 Eagle AXS
- GX1 Eagle AXS
調べてみたらわりと何でもいけるようです。
これなら安いRIVALのリアディレーラーとWIRELESS BLIPS、それからバッテリーとチャージャーで約8万円で組めることになる。フロントディレーラーが必要だとしても約12万円。最近発売された WheelTOP が12万8千円なので、ほぼ同額のシステムと言えます。
※詳しい動作条件などメーカー確認していないので、コンポの購入にあたってはメーカーサイトやショップなどで各自ご確認ください。
SRAM(スラム)のフリーのホイール、持ってない問題の解決策
但し SRAMを使う場合、当然ですがSRAM12sフリーのホイールを持ってない問題があります。解決策としては
- (1)フリーを交換する
- (2)シマノフリーに入るSRAMカセットを使う
- (3)シマノの12sスプロケットを使う
の3つがあると思う。もちろん、フリーを交換する(1)が王道。(2)のやり方としては、SRAM APEXグレードの11-44T(11-12-13-15-17-19-21-24-28-32-38-44T)がシマノ11sフリーに入るようです。
詳細はここを参照↓
(3)は実際にやってい人がいるので。詳しくはこの辺を参照してください↓
SRAM eTap Wireless Blipsには電池を交換できないという弱点もある
一応、このWIRELESS BLIPSの弱点は電池交換ができないこと。だから4年〜7年でボタンごと交換することになる。価格は¥21,940 なので一年で約3000円~5000円程度の費用となります。
まとめ:変速はボタンだけの WIRELESS BLIPS!より自由度が増す電動無線変速システム
最近では、安価な電動変速として、L-TWOOやWHEELTOPといった意欲的なコンポが登場してきています。WheelTOPは触ってみたけど、正直にいってまだまだフロント変速などに弱点があると感じます。
SRAM eTAPはより完成度が高い無線コンポですが、やはり高価な印象が強かった。しかし、最近の RIVALやAPEXといったグレードはそこまで高価ではなく 105Di2 と同等でした。しかも、シフターが要らないとなると一気に WhellTOP 並みの価格帯になります。
手を出しやすくなったSRAMですが、その特徴といえば、分かりやすい操作性、それから完全にワイヤレスなので内装フレームでも組み付けが簡単、という今の時代に超マッチした製品。そんなわけで、少し前からSRAM eTAPっていいな〜と思っていたのが、今回の発表で従来のコンポの欠点(シフターの形状は選べない点)までクリアできる、より魅力的なコンポになったと思います。
もしかするとあまり馴染みがないシステムかもしれないので詳しいことはSRAMのFAQを参考にしましょう。これ結構分かりやすいです↓
SRAMはRIVALだとなんだかクランク&スプロケットに剛性不足を感じました。ということでドライブトレイン回りはFORCE以上を選んだ方が良いと思います。
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