JUINTECH の機械式ディスクブレーキの一覧

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JUINTECHの機械式ディスクブレーキって最近種類が増えているのですが、違いが良く分からないのでまとめてみました。

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JUINTECHの機械式ディスクブレーキの一覧

中華ディスクブレーキのように思われることのあるJUINTECHですが、一応ヨシガイ(ダイアコンペ)による取り扱いがあります。紐引きで油圧になる JUINTECH F1 ですね。

コイツはリアブレーキの戻りが今一つで使うのをやめてしまったけど(内装フレームに組み付けるには、戻りバネの力がどうも弱い)、多分外装式フレームにグロータックのケーブル使って組み付ければかなり良くなるんじゃないかと思ってる。

で、最近は4ピストンや6ピストンのモデルが発売されているので、それらについてまとめてみました。因みにJUINTECHでは「F」が付くのがフラットマウント用モデルとなっているようです。また、リアに140mmのローターは取り付け不可。160mmのローターとなります。

JUINTECH F1

以下、画像はJUINTECHより。

私の使ったことのある JUINTECH F1 の評価はこのようになっています。

制動力6、調整性10 コントロール7、軽量性8、材質6

制動力とコントロール性は決して悪くありませんでしたが、それぞれ 6 と 7 という評価。

ちなみに海外だと1ペア(2個入り)で190ドル。日本のamazonの価格のほうが安いですね。JUINTECHのなかでは安価なモデルなので、予算重視の人にいいかも。

これを基準に後発の他のブレーキキャリパーと比較してみましょう。

JUINTECH F1-S

F1の改良版とみられるF1-Sというモデル。167ドル/1個 ですので、やはりF1より高価になりますね。

制動力9、調整性10 コントロール8、軽量性7、材質9。

つまり、JUINTECHとしては、F1より制動力&コントロール性ともに改善し、すこし重くなったモデルという位置づけですね。F1自体のブレーキフィーリングは油圧らしいコントロール性があり、私は決して嫌いではなかったので、更に制動力とコントロール性がUPしているなら、恐らく文句はないだろうと思います。

画像を見る限り、少なくともF1の弱点のひとつであった、ケーブルルーティングの悪さは改良されているように見受けられます。

F1のケーブル受けはキャリパーのかなり左側にある。この設計だと、どうしてもフレームのケーブル出口から真っすぐにワイヤリングできなかったが、F1-Sは台座のボルトと同じ位置位にケーブル受けがあるように見えます

上に書いたようにF1の弱点は戻りバネの弱さ(特に内装フレームのリアで使うとき)もあったので、そこも合わせて改善されているとベター。

重量としては、F1が実測148g(カタログ重量も148g)だったので、このF1-Sもカタログ重量通りの177g位でしょう。また、4色展開だったF1よりも更にカラーリングが豊富な6色展開になっています。

JUINTECH GTF-4

なんと4ピストンのワイヤー引きブレーキ。じゃあ4ピストンって超強力なストッピングパワーがあるのか?というと、以下。

制動力7、調整性8 コントロール10、軽量性10、材質7。

制動力はF1と比べてもそこまで上がるわけではなく、コントロール性がUPするということですね。しかも軽量。4ピストンでパーツが増えるはずなのに軽量になるのはちょっと不思議。

こうしてみると136gとかなり軽量なモデルです(グロータックのEQUALが137g)。ところで、私がF1を購入した時には既にラインナップに存在したので、F1-Sよりも古いモデルだろうと思います。(ワイヤールーティングがF1と同じですね)

因みに海外だと317ドル。amazonのインプレに、R7000の油圧ディスクとかなり近いフィーリングというものがありました。グロータックのEQUALのような、コンプレッションレスケーブルに代えればもっとよく利くようになるでしょう。

JUINTECH GTF-6

4ピストンでも驚きですが、なんと6ピストンのブレーキもあります。これは凄い。一個 225ドルと高級品。

制動力9、調整性7 コントロール11、軽量性7、材質10。

比較してみると、F1の改良版であるF1-Sより全方位に高性能。これがJUINTECHのフラグシップということでしょう。カラーリングもカッコいいですね。

但し、184gと重量化。かなり重くなったように見えますが、それでも TRPのHY/RD FLAT MOUNT(205g)よりは軽量です。

ワイヤー引き油圧ディスクブレーキといえば、TRP HY/RD FLAT MOUNT

JUINTECHのブレーキをケーブルでどのように組みつけるかの動画↓

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JUINTECH ET-Fはフル油圧のよう

なお先日の台北ショーではET-Fというモデルが発表されていたようです。しかしこちらはフル油圧のようですね。

まとめ:JUINTECHはカラーリングが豊富でモデルラインナップも豊富な紐引き油圧ディスクブレーキ

個人的に決して嫌いではないJUINTECH。F1-SとGTF-6は一個販売なので、フロントとリアで別のキャリパーにするのもアリ(前後でカラーを変えるのも良いし、フロント6ピストン、リア2ピストンみたいなことも出来る)。ワイヤー引きのディスクブレーキで組みたい場合、検討する余地は十分にあるコンポだと思います。

画像はJUINTECH F1、質感は決して悪くない

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