意外と知らない近所にある遺跡群。千葉の外房にある縄文遺跡や古墳にいってみるサイクリング(千葉市~長柄町~長南町~一宮町~いすみ市)

この記事は約6分で読めます。
スポンサーリンク

千葉県には加曾利貝塚という日本最大級の貝塚があり、また芝山町では多数のハニワが出土、富津に古墳群が存在するするなど、歴史的な遺物が多い土地と言えます。

そんな千葉県の外房エリア、このエリアにも独特の横穴群が数多くあり、また見学できる古墳や貝塚が現存しています。ということで、今回は外房方面の古代遺跡を巡るサイクリングを紹介したいと思います。

外房の大原海岸。太古の海岸線はもっと内陸にあったそう。このことは、いすみ市にある「新田野貝塚」などを見に行けばよく分かります
スポンサーリンク
楽天

千葉の外房にある縄文遺跡や古墳にいってみるサイクリング(千葉市~長柄町~長南町~一宮町~いすみ市)

コースの想定としては、千葉市から秋元牧場を走って南下してきたいというスタートになります。

長柄横穴群

まずは秋元牧場のすぐ南に存在する国指定史跡「長柄横穴群」。横穴群としては日本最大級といわれています。とりあえず普段のコースに近いからちょっと寄ってく感じでもいいでしょう!

現地はよく整備されていますが、到達する前の道は少々アグレッシブです。

隧道好きにはウケるんじゃないかと思われる横穴墓の集合体。

この穴、やばくないですか?!隧道と異なるのは、祭壇があり、天井が作られている点。音が響きやすい形に作られてるような印象。

資料館も併設されています(※無料、月曜休館)。常時空いているわけではなく、入り口にインターホンがついているので、そこから連絡すると職員が5~10分でやってきて鍵を開けてくれる。

鍵がかかってますがインターホンで連絡すれば10分くらいで開けてくれます。

中には出土した土器や、横穴のレプリカがあって、横になれば自分が埋葬される感覚を味わうことが出来ます(笑)。

長南町郷土資料館

長南の郷土資料館(※無料)には立ち寄りをおススメ!町内で出土した遺物が展示されているのだけど、鉄器や勾玉、それから土器&黒曜石などなどそうそうたる面子。

めっちゃ変わった形の勾玉があったりする

そりゃあ有料級の博物館に比べれば微々たるものかもしれませんが、無料でこのクオリティは結構スゴイ。この資料館を見てから古墳群を回ると感慨もひとしお。

土器がデカすぎる!これどうやって使うんだろうって不思議→かまどに入れて倒れないようにして使う様子

ちなみに休館日は無し。隣の公民館に言うと鍵を開けてくれる。

油殿古墳群(長南町)

閑静な住宅地の中に存在する巨大な古墳。それが油殿古墳群。

住宅地の中の山が古墳

房総サイクリストの中には、標識を見て気になった人もいるんじゃないかと思いますが、実際に立ち寄ると結構スゴイ。

なんと古墳の上に登ることが出来ます!古墳を回って登り口を見つければ、案内板がある。

入り口にある看板。ほら道があるのが見えるでしょ!?

全長93mもある大きな前方後円墳。ちなみに古墳って関西(大阪や奈良)に多いイメージがありますが、千葉も多いほうらしいです。

これは前方後円墳の「前方」から「後円」を眺めたところです

ちなみに今は木が生えていませんが、昔は木が生えていました(発掘当時の写真と、現場の切り株で確認できます)。

上の写真は、この図の右のほうに立って左を眺めているワケです

能満寺古墳(長南町)

お寺のすぐ横にある能満寺古墳。案内板を見つけたらその上の寺へ。

「古墳←→霊園」という標識を古墳側に進むと見つけることが出来ます。

この道を、奥に少し歩くと古墳を見つけることが出来るでしょう

森の中の古墳で、ここは立派な木が残ったまま。上記の長南町郷土資料館に伺っていれば、ここから出土したものがあるので、昔の暮らしぶりを想像することが出来るでしょう。

貝殻塚貝塚(一宮町)

一宮町の玉崎神社のすぐ近くにある貝殻塚貝塚。クジラやサメの骨など、いろいろなものが出土したようです。昔はこの玉崎神社より内陸側まで海だったということですね。

現存しますがかなり地味。

分かりにくいけど貝殻が出土しています

下の写真の花壇のようなスペースだけが現存しているのですが・・・なんと売り物件になっていました!

この物件買えば、貝塚までついてくる!?

新田野貝塚(いすみ市)

次はいすみ市にある新田野貝塚。一宮町の貝塚とは違い、不自然に残された広大な土地があります。

この周辺はソーラーパーネルなのですが、ここだけ平地が残っています

ちょっと見つけにくい場所なのですが、その不自然さに気付けば見つけることが出来るでしょう。

私は千葉県の大雨のあとに訪問したのですが、そしたら地面の上に貝殻がたくさん出土していました。おそらく、雨で表土が流れて出てきたのでしょう。

結構あるの分かるかな??この画像以外にもあちらこちらに貝殻が・・・牡蠣殻みたいなのもありました。

明神堂遺跡(いすみ市)

実に広範囲な遺跡があったのがいすみ市の「明神堂遺跡」。遺跡と発掘した土器がセットで見られる見学会まで開かれました。

千葉県でも最大級の住居跡があり、しかも巨大なお墓があったのでかなりの有力者が住んでいたようです。ただ存在したのは2026年夏のほんの一瞬のこと。田んぼの基盤整備で見つかった遺跡の調査で、見学会が終わってすぐに田畑にするために遺跡は跡形もなくなってしまいました。縄文&弥生時代から中・近世までのものが出土したので、古くから長い間人が住む場所だったようです。

すぐ近くにある横穴群

このすぐ近くにある矢竹城の横穴群は今でも見ることが出来ます。ただ、長柄の横穴群との違いに驚くかも。私はこちらの横穴を先に知っていたので長柄が凄いことに驚きましたが、先に長柄を見てからくると、大したことないと思うかもしれません(^^;

鵜原理想郷の手弱女平(勝浦市)

縄文時代の遺跡跡とされるのが鵜原理想郷の手弱女平。まさかこんなところに!?というような場所ですが、サイクリング中に行くのはハードル高め。あくまで参考情報として。

普通はロードで行かないので写真はマネしないほうが良いでしょう

守谷洞窟(勝浦市)

海のすぐそばにある洞窟で、縄文時代の遺跡である守谷洞窟。しかし、今は侵入が出来なくなっているという情報があります。ここもサイクリング中に寄るには多少ハードル高め。SPD-SLでは厳しいです。

私は以前行きましたが・・・この洞窟のある磯に出るための洞窟が閉鎖されているようです↓

千葉県勝浦市の海岸線のロングライド!守谷海岸の洞窟やおせんころがし、安房小湊や天津神明宮を巡る
勝浦の海岸線は気持ちの良い見どころがたくさんあります。前回、川津漁港や鵜原理想郷を記事にしましたが、今回は更に鴨川方面に進んだ、守谷海岸にある洞窟や、おせんころがしを目指して走って来ました!勝浦の海岸…

外房の遺跡を探検するサイクリングコース

ということで上に挙げた外房の遺跡を巡るサイクリングルートとしてはこんなかんじ↓

蘇我駅から茂原街道→大仏ライン→秋元牧場→長柄横穴群→長南民俗資料館→油殿古墳群→能満寺古墳→新田野貝塚→大原駅

途中、明神堂遺跡(既に柱穴などは残っていません)やそのすぐ近くの矢竹城横穴群、また一宮町の貝殻塚貝塚に立ち寄るのはお好みで。

明神堂すぐ近くにいて

また、このルート付近のおすすめのアイスクリームショップとしては、新生酪農・高秀牧場・御宿有機牛乳CHaYaの3店。あっさりミルキーでボリュームが多いのが新生酪農(たくさん食べたいサイクリストにおススメ!)、いろいろな種類の手作りジェラートがあるのが高秀牧場(ブルーチーズのジェラートなど超変わり種もある!)、ジェラートとソフトクリームの間のようなジェラソフっていうのがあるのが御宿有機牛乳CHaYa(コクがあるのに後味あっさりで不思議!)。

※完全に脱線、黒曜石で矢じりを削りだしてみた

さて、このように遺跡にはまってしまった私は、ついに黒曜石を削って矢じりを作ることにチャレンジしました。

気分は縄文人であります

マイナスドライバーで石の周辺部分を押下すると、ペリッ!と石が割れる(剥離してガラスの破片のように割れます。)のでそれを繰り返して成形します。出来上がった矢じりをこのようにすれば立派な弓矢が完成します!

やれば意外とできる。昔の人は、動物の骨とかで押して割っていたと言われています

関連するかもしれない房総半島サイクリングの記事

房総半島の神社ライド!超重要神社が並ぶ房総半島は、古代日本(神武天皇の時代)の最前線基地だった!
房総半島の神社と日本神話について記事を書いてみます。房総は重要な神社が南北に並んでいるため、日本神話を踏まえてライドするのもたまにはいいでしょう!記事は北の鹿島神宮から南の安房神社へと南下するように書…

穴好きな人のためのサイクリングコース

房総半島のど真ん中!高滝湖~養老渓谷の隧道(手掘りトンネル)を巡るサイクリングコース
うぐいすラインを走ると到達する高滝湖の周りの隧道群(素掘りトンネル)を巡るサイクリングコースです。割とメジャーなスポットですが、知らない人もいると思うので書いておきます^^千葉県市原市、高滝湖~養老渓…

コメント

タイトルとURLをコピーしました