さて、先日BORAWTOのフロントホイールが割れました。意外に簡単に、パキッ!と言っただけで使用不能に。感想としては「あ、あっけなさすぎる!」
BORAなら岩場でジャンプしても大丈夫だと思っていた時期が私にもありました・・・
カーボンホイールの耐久性!破損事例の紹介とASTM規格について
なんで BORA WTO 45 すぐ死んでしまうん?
その答えの一つはASTM規格にありました。
ロードバイクのホイールに定められたASTMカテゴリについて
そもそもホイールには ASTM という規格が定められていて、BORAWTOは ASTMカテゴリー:1に属します。
つまりこの表の一番上の部分。
ということで、BORAWTOは完全に舗装路用に作られたホイールでした!
※ ってことはパヴェ(石畳ステージ)とかはヤバいのかな??
因みにレーゼロやシャマルも ASTMカテゴリー:1 になるので、完全に舗装されていない林道を走るのは 基本的に NG ということですね。(え?マジ?!)
カンパニョーロ&フルクラム・ホイールの耐久性、ASTM規格について
基本的にカンパ&フルクラムはディスクブレーキ版以外、ASTMカテゴリー1になります。
ディスクブレーキだとASTMカテゴリー2のものがあります。
例えばカーボンホイールでも SPEED 40T DB はチューブラー仕様ですが、 ASTMカテゴリー:2 になるので林道もOKです。これがリムブレーキ版になると、ASTMカテゴリー:1になります。やはりリムブレーキは舗装路用という作りなんですね~。
一方でかなりグラベル用っぽい認識の RAPID RED 5 DB も ASTMカテゴリー:2 で、3ではないですね。
MAVICにはロード用でASTMカテゴリー2のホイールがあった!
MAVICには リムブレーキでASTMカテゴリー2のホイールがあります。これなら安心して林道を走れる!
具体的にはキシリウムプロUSTとキシリウムエリートUST、コスミックエリートUSTは ASTMカテゴリー:2 に相当。
それ以外のホイール、例えばコスミックカーボンUSTや、キシリウムカーボンUST、ノーマルのキシリウム&アクシウムは ASTMカテゴリー1 に分類されています。
BORAWTO45に限らず、カーボンホイールの弱点!
とはいえ、これまで林道走ったり、岩場っぽいところも走ってきたBORAですが、今回一発で死んだのは打ちどころがかなり悪かったようです。
※大手メーカーのカーボンリム(特にMAVIC)は、人間が上に乗って踏んでも大丈夫と聞いていたので、今回はリムサイドから石の角にでもヒットしたのでしょう(体重がかかってる状態で)。
カーボンホイールは縦からの衝撃には頑丈で大丈夫(タイヤがあるし)ですが、尖ったような横からの衝撃がリムにかかると、いとも簡単に逝ってしまうことが分かりました。舗装路の段差などで、横に当たると怖いですね・・・→ちょうどそういう例がありました。やはり側面ヒットは致死率が高そうです。(因みに、一度だけですが、側道用のブロックがいきなり出現して衝突!クランクを曲げたことがあります。)
一応アルミホイールなら、サイドがガリガリになっても金属ヤスリで滑らかにすれば。普通に使うことが出来ます。(というかシャマルでやりました)
そのときは、道路の凸凹になっている溝に落ちて、サイドをガリガリに・・・
因みに、MTB用の頑丈なリムでも、例えば低圧にしていたりして、岩にリムが当たると割れるようですね。
ではBORAより頑丈なカーボンリムは何があるのか?
リムがBORAより頑丈なホイールとしては、ZIPP、ENVE。普段からカーボンホイールでジャンプしている人に聞いたので間違いないでしょうwww あと167ホイールでグラベル走ってビクともしなかったので、こちらも丈夫でしょう!(詳細はCHAPTER2のAOインプレにあります)
またクリンチャーやチューブレスの構造がそもそも弱く、チューブラーリムなら頑丈になりますね。
割れたホイールの修理はどうするか??
ところでカーボンリムを修理するのは、やはりリスクがあるのであんまり良くないようです。リム交換または、全とっかえがベター。BORAの場合、費用的にはリムを取り寄せても高いので、全交換になると思います。
ショップで買った場合はショップで相談。また国内通販ならカンパニョーロ専科さんなら、リム取り寄せや、フロントホイールだけでも取り寄せてくれるようです!
海外通販でも、PBKならバラ売りをしているのでフロントホイールだけで購入することが出来ます。
BORA WTO 45の次のホイールは?
江戸川サイクリングロードとかなら、BORA WTO でやっぱり完璧なんですけど、房総半島は林道へ突っ込んでいくのが面白いので・・・前輪買い直すか、どうしよっかなぁ~・・・
これがもし、シャマルが逝ったら、同じようなアルミホイールは絶対に買い直します!例えばレーゼロコンペか、シャマルの2way-fit、やっぱり林道が安心な、キシリウムのUST。アルミハイエンドは頑丈な万能ホイールです。
BORA WTO 45 は、40キロくらいで平坦飛ばすのは最高に速くて楽しいホイールで、出したパワーを一切無駄なく推進力に変えてくれる感じ(ついでにちょっと引っ張ってくれる感じ)。やっぱり速いし、振動吸収性や転がりの良さ、下りの安定感も抜群です。
とりあえず、ASTMカテゴリー2のキシリウムエリートUSTを追加することにしました(笑)これなら林道でジャンプしてもいいみたいだしwww リムテープ無しでチューブレス使えるし、万が一壊れてもさほど痛くないし。
それでちょっと遊んだらBORAの前輪買い直します。
シャマルも散々使い込んでリムが薄くなってきているので、これがダメになっても、キシリウムエリートUSTと BORA WTO 45 の2本体制なら良いかなと。
まとめ:ホイールはちゃんと適材適所で使おう
ということで、間違っても BORA WTO を岩場で使うのはおススメしません!(誰もやらないと思いますけど・・・)
あとカーボンホイールで林道を走る人も見かけますが、本当は規格上、控えたほうが良いのかもしれません。
そして私が20年使っているMTB用のマビックのホイールなんて、メチャクチャ乗ってるけど全く壊れない。ホイールは耐久性もやはり重要ですね。
ホイールは適材適所で使うべき。レーシング7感覚でBORAでも走っちゃったのがまずかった。
ていうかこんな石の上は、レーシンング7でも普通走らないので、その日の自分が完璧にどうかしてましたね・・・(^^;)
頭がどうかして、BORAでも走り出したくなるレベルの岩場(上の写真)はこの場所ですwww↓ 和泉浦から大原海岸まで、太平洋自転車道が通っています。 是非現場を見に、いすみ市まで遊びに来てください(笑)
↓チューブを軽量化すれば、外周部が軽くなるのでホイールを1ランクアップしたような効果が得られます。
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オレンジのバルブが嫌な人にはREVOLOOP(38g)があります。
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そういえばカーボンハンドルを折ったこともありました・・・やっぱりカーボンはちょっと怖いですね
それでもグラベルをロードで走りたい人に↓
BORAWTOに関する記事一覧(BORAWTO45のインプレや、チューブレスタイヤの嵌めかたのコツなど)はこちら
BORAWTOで走っていたらグラベルと隧道に突入した記事(笑)かなり絶景のおススメルート↓
コメント
これはあなたの乗り方が不注意すぎたのか、下手なのかのいずれかでしょう。
ホイールが折れたり、クランクを曲げたりハンドルを折ったりだとか、この3点セットを経験するのは車に轢かれでもしない限りなかなか無いと思います。
実はその三点セットは既に体験済みでして・・・本当にその通りです
クランクが曲がったのは、ママチャリで走行中にステルスで現れた縁石にクランクが当たって曲がり
カーボンハンドルは車に衝突されて折れました(風で倒したくらいではそうそう折れないですね~)
ホイールは乗り方が下手&不注意の両方でしたね・・・
自分では結構イケるつもりでしたが、岩場でボーラを乗り回すにはテクニック不足でした(^^;
通常なら担ぐところを、この日はその場所でどうしても乗りたくて割れたので、仕方ないな~と思っています。
案外簡単に「パリッ!」と割れるもんですね