CHAPTER2(チャプター2) KOKO(ココ)!2022年のニューモデル!試乗インプレ

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CHAPTER2(チャプター2) KOKO(ココ)!2021年10月にTOAが発売されましたが、2022年のニューモデルとしてKOKOが発表されました!

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CHAPTER2(チャプター2) KOKO(ココ)!2022年のニューモデル!試乗インプレ

さてどんなバイクなのか見ていきましょう。

CHAPTER2(チャプター2) KOKO(ココ)の概要とスペック

CHAPTER2 KOKOは、先代エアロロードであるRERE(レレ)をアップデートさせた最新エアロロードバイク。

新しいKOKOとREREの並び

REREは薄い翼断面形状のダウンチューブが特徴的でしたが、KOKOはフレームにカムテール形状が採用されています。

試乗したときのRERE、ダウンチューブは薄い翼断面形状をしています

REREに対し、KOKOは横剛性も高め、ボトムブラケット13%、ヘッドチューブ35%の剛性UPを果たしたとされています。

REREからKOKOで、ヘッドチューブのひずみ量は5.9mmから4.2mmくらいに減少、BBはREREの2.21mmから1.94mm位に減少。データでみると少ないようですが、実際に乗ると別物のようです

また、先にリリースされたTOAと同じように、専用MANA2ハンドルでケーブルフル内装が出来るようになりました。エアロロードとしては真っ当な進化。ジオメトリはREREとほぼ同様ですが、BB DROPが5mm低い73mm。あとシートポスト反転が出来なくなり、専用シートポストのセットバックが10mmに。

ケーブルが無くなってスッキリしたハンドル回り

BBはT47を採用。ケーブル内装用のヘッド回りのパーツやワイヤリングはTOAと同じ方法を採用。色々な方法がありますがマイクプライド氏はこの方法が現状ではベストとしています。

フレーム重量はREREの1050gに対しKOKOは1099g、フォークはRERE435gに対し420g、シートポストは198gに対し135gと合計では-29g。これは、REREとほぼ同じ重さと言って差し支えないでしょう。フレームが重くなった理由として、TOAもそうでしたが、T47のBB用に金属のBB受けが入っています。

画像はTOAのもの、プレスフィットではなくねじ切りタイプのT47BBを採用、ネジ式なので作業性が良いBBです

また独特な構造として、シートポストの後ろ側にエラストマーをインストール出来るようになっていて、よりシートポストがしなり、ライダーへ振動が伝わるのを防ぐ構造になっています。(しなり方は、取り付け方で強弱の二段階で選べます)

エラストマーを入れられるシートクランプはシートポストの後ろ側に入ります

注意した方が良い点は、上の写真で分かるようにシートポストの高さの調整幅が狭いことですね。

この紫のバイクはREREですが、シートポストの前後方向に厚みがあります。奥のバイクがKOKOで、シートポストは明らかに細い。ここが細くなったのも、快適性の為にシナリを大きくとる為でしょう。あと、シートステーの位置が少し下がっているように見えます。TOAもシートステーがかなり低い位置にありますが、きっとリア三角の振動吸収性に効果がある点なのでしょう。

CHAPTER2(チャプター2)KOKO(ココ)のカラーリングについて

KOKO Gloss Black (Tuhua) と 限定カラーの Cobalt + Green (Te Waihou)が発表されています。で、限定カラーのCobalt + Green (Te Waihou)ですが・・・

XSサイズのKOKO。小さいサイズでもカッコイイ!

まぁ何というかカッコいい。REREの白にレインボーのラインが入っているカラーリングがありましが、そのブルー×グリーン版ですね。

REREの限定モデルだった、”COLOURS OF THE PELOTON”
こっちもかっこいい!

フォークが黄緑なのが良い感じです。

この青と緑は、ニュージーランドのWaihou河を元にしたデザイン。前作のREREが「流れる」という意味だったので、今回の新作にも水の「流れる」河をモチーフに選んだのかも。

ワイホウ川のイメージ画像

CHAPTER2(チャプター2) KOKO(ココ)、最新エアロロードの開発について。エアロと剛性と快適性の両立

最新エアロロードであるKOKOの性能面をざっくり言うと、最新のカムテールデザインでREREより空力をアップデートし、振動吸収性を上げ、剛性UPして推進力UP。重量は据え置き。

REREほど薄くない、太さを増したカムテールデザインのダウンチューブ。横剛性のUPにも寄与していそうです

振動吸収性については、TOAの発表時にマイクプライド氏が「路面の悪いニュージーランドを最速で走ることのできるバイクが欲しかった」といっていましたが、KOKOも同じですね。

ただ振動を吸収するためのバイクではなく、推進力をUPするために、推進方向のパワーロスは発生しないようにガッチリ固めてそれ以外の部分(例えばチェーンステーやシートポスト)でバランスをとって、ライダーへの不快感を取り除いているということでした。

LarouteのTOAのインプレで、「固いところと柔らかいとことの融合が良かった」と吉本さんのインプレがありましたが、これはマイクプライド氏が狙って設計したということでしょう。

La route
自転車の“本当”を、伝えたい。「良いものは良いダメなものはダメ」というジャーナリズムとして当たり前の視点と、奥深い自転車の世界をとことん追求する自転車愛を持って。真実の記事を、書き手が伝えなければなら...

CHAPTER2(チャプター2)KOKO(ココ)の試乗インプレ

ほんのちょっとだけですが、乗ることが出来たので試乗インプレ。試乗車はZipp303fcに30mm相当のタイヤがアセンブルされていました。

SサイズのKOKO。試乗したのは、小田原のCHAPTER2のグランフォンドコースの入り口の激坂付近です

少し乗った感じは非常に振動吸収性の良いエアロロードバイク。また、高速域ではためせませんでしたが、KOKOはREREに比べて風抜けを良く感じます。重心も低く安定性が高い印象。確実にREREより登り性能はUPしています。

最新のTOAとKOKOで比べると、私としては激坂ならTOAの方がギュンギュン登るけど(※私のTOAにはBORA35を履かせています)、緩い登りだとKOKOはアレ?っというくらいスーッと登れてしまう。つまり、エアロを取るならKOKOで、激坂や未舗装路を取るならTOA。でもこれは、あくまでこの2車種を比べればという話で、別にKOKOで激坂登っても力をスポイルされるような印象は全くありません。TOAと乗り比べてみてKOKOの方が登るという人もいるくらいです。

一応メーカー的な分類図です。KOKOはあくまでエアロレースバイク、REREの守備範囲を広げた印象。TOAはオールロード的な要素のあるレーシングバイクということです。

付け加えると、KOKOはシッティングでベターっと走るときに抵抗感が非常に少ないのが好印象で、TOAはダンシングで激坂を登る時の進みの良さが好印象です。だから、関東平野に住んでて筑波山まで自走するとか、平地が多いとかならKOKOの方がピッタリきそう。

タイヤはシュワルベプロワン、ホイールはZIPP303FCです
ヘッド回り、ケーブルが完全内装されています。ヘッドチューブのくびれも印象的

TOAと比べるとよりスタックが低く、ほんのわずかにリーチが短い。シート角が1度だけ寝ているので少し後ろに乗ってくださいというメッセージでしょう。あとはTOAよりスローピングしていてスタンドオーバーハイトが低め。背の低い人も乗りやすいし、それになんとXXSサイズがラインナップに含まれています。これは身長160cm未満の人ならXXSを選べますね。

まとめ:KOKOはREREの正常進化版!太いタイヤがマッチするエアロロード!

ディスクフレームに乗っていると、25cのタイヤだとディスクブレーキの性能を引き出しきれていないと感じられることがあります。また、最近のタイヤとホイールの進化で28c以上のネガも減って来ました。KOKOは、こういった最新の状況に合わせたアップデートがなされたバイクですね。

これまでのトレンドや、リムブレーキらしさ、を追ったというよりも、最新の高性能パーツに合うエアロロードでしょう!

まとめると、KOKOは振動吸収性もよく、エアロ性能も良い、剛性が高く激坂でもヨレたりしない。とはいえエアロロードとしては、レーシングな印象のブリジストンアンカーのRP9とは方向性が異なり、むしろエンデュランスロードのように乗れる、完全なエアロロードと感じました。このジャンルは新しいのかも?「KOKO」=「飛ぶ」という意味ですが、「飛ぶ」のなかでも「飛翔する」というより、滑らかに飛ぶ「滑空する」の方がマッチする印象のバイクです。

合いそうなボトルケージとエアロシューズカバー

KOKOはシクロワイアードのインプレが非常に詳しいです

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KOKOにその後60km乗れたのでインプレを追加

これまでのエアロロードREREのインプレ。激坂での登り性能はKOKOに劣りますが、REREの走っていて楽しい感じは独特のものがあります。

KOKOと並ぶ、最新のCHAPTER2 TOAのインプレ。

方向性の異なるレーシーなエアロロード、ブリジストンアンカーRP9について

TOAの前に発売されたグラベルバイクAOのインプレ

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