お気に入りのEQUALブレーキのパッド交換しようとしたところ、ピストンが飛び出して、戻そうとしても戻せなくなってしまいました。なんとか元に戻せたので、その顛末についてです。
Growtac(グロータック)のEQUAL(イコール)ブレーキでピストンが飛び出してしまったときの直し方
ピストンが飛び出してしまったグロータックのイコールブレーキ
パッドを交換しようとしたところ、ピストンが飛び出して、戻そうとしても戻せなくなってしまったイコールブレーキ。

どうもパッドを外した状態で、ピストンを出したり引っ込めたりするボルトを触ろうとしたのがよくなかった。

ボルトと一緒に押されたピストンが、中に飛び出してきました。→こうならないために、パッドを外す前に、しっかりピストンを引っ込めて、新しいパッドを入れられるようにクリアランスを広げておきましょう。
一度、外に飛び出してしまったピストンを中に戻すのは難しい
で、このピストンなんですけど、キャリパーを開けずに元に戻すのは非常に難しい。

ピストンとケースの精度が高い(クリアランスが少ない)のでまっすぐ入れないと入らないんですよね。
困ったときはディーラーズマニュアルを確認しよう!
こうなった場合、ディーラーズマニュアルをダウンロードして内部構造を確認することが大切です。
※EQUALブレーキのマニュアルはここにあります↓

このような構造図と、メンテナンスの手順が書かれてあります。※必ずメーカーの最新版をご覧ください

手順はこちら。スプリングへの注意や、グリスの塗布の仕方など重要です。

かなり丁寧に書かれてあるのでよく読めばわかると思います。今回 ⑦タベット板 と ⑧外側パッド調整ネジ と ピストン がくっついた状態でできています。つまり、やるべきことは汚れと古いグリスを拭き取り、新しいグリスを塗って、元に戻すことです。
イコールブレーキのケースを開けるのは、ケーブルが付いたままでもOK
で、イコールブレーキはケーブルが付いたままでもボディーを開けることが出来ます。

このケースにピストンを戻すのですが、タベット板とピストンの古いグリスを拭いて、新しいグリスを塗る必要があります。

もとに戻すときは、下の写真のように六角レンチを差してケースに戻せば簡単でした。

ちゃんとケースのトルクスネジを締めて完了。

パッドに付属するバネの形は、シマノとグロータックで異なる
ところで、パッドに付属するバネの形ですが、シマノとグロータックでは異なるので、グロータック用を使用しましょう。

まとめ:イコールブレーキでピストンが飛び出してもディーラーズマニュアルを見れば直せます
以上、イコールブレーキで発生したトラブルとその解決ですが、ディーラーマニュアルが用意されているのでなんとか直すことが出来ました。ボディもケーブルを外さずに開けることが出来るので、(内部を清掃したいときなども含め)メンテナンス性も悪くないと思います。
グロータックのパッドのほうがシマノのレジンパッドよりも効きが良いです。ベスラのロードパッドはその中間の印象です。
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