チューブレスタイヤが避けられる理由の一つに、シーラントが乾いちゃったら継ぎ足さなくてはいけないというものがあります。しかし、私はもうかれこれ10年以上、シーラントが乾いても継ぎ足したりしないで運用しています。
チューブレスタイヤのシーラントの運用方法。実は、シーラントが乾燥しても交換しない運用も問題なく可能
だから乾燥したシーラントを交換するのがメンドクサイなぁ~なんて思っている人におススメの記事です(笑)
チューブレスタイヤにシーラントを入れる目的とは
そもそもチューブレスタイヤにシーラントを投入する理由は二つあります。
1,チューブレスレディタイヤを気密するため
2,パンクした時にシーラントで穴をふさぐため
シーラントが乾燥したら定期的に交換する必要があるのは、②のパンクした時の為の対策。
つまり、シーラントのメリットの一つである、「パンクした時に瞬時に塞いでくれる効果」に頼らないなら、シーラントの交換作業は不要ということになります。で、ずーっと10年以上チューブレスタイヤを使っていますが、私はタイヤの組み付けの時だけシーラントを使用して、その後はいちいちシーラントの乾燥をチェックしたり、継ぎ足したりしていないわけです。
それでチューブレスタイヤがパンクしたらどうするの??実際にパンクした時の例
ではこの運用、パンクした時めんどくさそうって思いますよね??でもパンクしたらその時初めてシーラントを投入すればいいんです!
パンクした瞬間にフレッシュなシーラントを投入すれば、ほぼパンクは治りますし、シーラントが乾燥するとかどうのとかいうめんどくささとは無縁。※振ってから入れなきゃダメなタイプのシーラントの時は、ちゃんと振ってから投入しましょう。そうしないとパンクが直らないことがあります。
シーラントを小瓶に入れて携行し、これをバルブから投入します。
実際の例ではこんな感じ↓ バルブコアからシーラントを追加投入。そして走るとパンクした穴から盛大に噴出しています。
しばらく走っても空気漏れが止まらない。ちょっと大きな穴っぽい。
仕方が無いので再度空気を入れて、パンク箇所を下にしてバイクを止めて、コーヒーでも飲んでちょっと待ちます
空気漏れが減ったのでこのまま走ると最終的に直りました。
シーラントが乾いてしまっても、後入れシーラントで何とかなる
ところで、今回のパンクの穴は大きめだったので、なかなかエア漏れが止まらず、何回か空気入れで空気を追加しました。これで治らない時はチューブを入れればOK。
まとめ:チューブレスタイヤだからと言って、定期的にシーラントを交換しなくてもいい!
ということで、チューブレスタイヤだからと言ってシーラントを定期的に交換しなくていいワケです。これならチューブレスタイヤ運用の面倒さは相当軽減されるのではないでしょうか?
それでももし、レースなどパンクしたときのためにあらかじめシーラントを入れておきたいなら、バルブから適当に追加しちゃえば超簡単です。
こういう時の為に便利なのがIRCのFAST RESPOWN。私が携帯しているのは、NOTUBESのシーラントです。バルブコアもダメになることがあるので予備を携帯しておくと安心です。
こういうときにも超ナイスな空気入れはこちら
昔の話ですが、チューブレスレディタイヤが無く、ピュアチューブレスしかなかった頃は、①の目的でシーラントを入れることが無かったので、入れるとすれば②の目的でした。しかし、当時シーラントはアルミリムを腐食させる恐れがあったので、入れない運用の方がリムに優しかった。だからシーラントを入れない運用も、当たり前の話でした。
リムから外しづらい組み合わせの場合
コメント
自分も小さいボトルにシーラント入れて持ってますね。パンクしたらシーラント入れて、空気入れずにしばらく穴を下にして放置してから空気入れるようにしてます。いきなり入れるとどんどん噴き出して固まる前になくなっちゃいそうでw