大多喜の地元の方に教えてもらった江戸道に入ってみました。一般的に(?)知られている江戸道とはまたちょっと違って、地図やgooglemapに載っていないルートです。
GOOGLEMAPや古地図に載ってなかった道にチャレンジする@大多喜町
自転車で非日常へ。ほんの数キロの冒険
こういうライドをすることが日常的にちょくちょくあります。100km走るようなロングライドではありませんが、知らない道や、行き止まり林道の奥へ向かう10キロにも満たないような冒険。
ある集まりの時に、大多喜の地元の方に聞いた情報、「この行き止まり集落の奥から先に抜けれる道がある」。「一年に一回だけ集落で道検分を行っている」。「この先で江戸道に繋がってるはず」。
しかし、そのあたりに道があるなんて聞いたことが無いし、当然googlemapにも載っていない。マジで聞いたことがない道。
ってことは・・・そんなの行くしかないでしょう!!
大多喜の噂の分岐から奥へ
噂の場所に差し掛かります。道として一般人が認識するのはおそらくここまで。恐らく、地元の方が野良仕事で休憩するように置かれたベンチがあります。道端をよく見ると・・・
なんか看板が落ちてる。
この先・・・??道案内か警告か分かりませんが既に読み取ることはできませんでした。わざわざ立て看板を用意するなんて大事な何かを伝えたかったはずです。この先「行き止まり」なのか、「危険」なのか、それとも「江戸」なのでしょうか。
いずれにせよ、先へ進むだけです。それに、クッキリとした轍があります。まだ軽トラが入ることがある様子。
道のわきには用水路を掘った跡があります。これぞ千葉。この横あたりは、少し前までは田んぼだったのでしょう。
とかいって進んでると、轍の痕がほぼ無くなってる??道なのか、ただの広場で終わりなのか・・・?
!!いやよく見ると何か建造物の痕が残ってる!!まだ先があるに違いない。
先へ進むとなんと、こんなところにコンクリートの橋があります!車が渡れる幅の、かなりしっかりした橋!!橋があるということは、少なくともこの奥に車で行く用事があったということ。誰かの住居があったか、もしくは、山の向こう側の道に接続しようとしているのでしょうか?!
進むと道が傾斜になる。エリア的にこの先が登り勾配になるのは分かっていましたが、木が生えて日陰になっているエリアに入ると、道がクッキリ残っています。直前までほとんど消えかけだったのにこんなにクッキリ!もしかすると、反対側の入り口は近いのかもしれません。この先の道のつながりに期待が持てます。
ところが日陰を過ぎると一気に草だらけ!バイクで進むには無理があります。草をかき分けながら突破していく感じに・・・
唐突に、何故か、草が倒された跡がある・・・??少し前にだれかがここに来たのでしょうか??
しかし、いよいよ道がほぼ消えてしまいました。この水路脇に道が残っているようですが・・・・路肩も崩落気味だし、踏み跡もほぼ消えかけています・・・・とてもじゃないが、この先は長靴か山用の靴でないと進めません。いくらSPDシューズでも厳しすぎる。
ところで、よく見ると何故かここに水道管が出ていますね。もしかしたらここも田んぼの跡で、取水用に設置したものなのかもしれません。少なくとも、昔、人の手が入っていたエリアということです。
これ以上のバイクを担いでの探索は厳しいということで引き返します。こんな道でも帰りは楽なもんです。(行きに比べればはるかに)
こういう道から戻ってくるときは、人の建造物が恋しい。こんな廃墟でも、なんだか癒しであります。
そんなわけで、先に抜けることはできませんでしたが、良い行き止まりの道でした。想像ですが、今回の行き止まり地点まで車で行ける田んぼだったんじゃないかと思います。その先は・・・上から水が流れているので、用水路の整備に歩いて入っているのかもしれません。
ついでに予備知識
ところで、こういう地図にも書かれないような道って、地元の人がまだ活用している場合があります。そしてまた、貴重な野草の盗掘を防ぐために、わざわざ分かりにくくしている入り口もあったりするそう。実際、私も大多喜で梅の収穫に参加したことがありますが、その時は、こんなとこから入るの!?みたいな入口から入っていくと奥に梅林がありました。そういう場所に不審な車が止まっていたりすると通報されたりするようなので、怪しい道の探索はほどほどにしましょう。
真っ当な江戸道はこちらです
もうちょっとライトなのはこちら
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