JUINTECH F1 機械式ディスクブレーキ(ワイヤー式油圧ディスク)の購入インプレ

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TRP SPYRE、グロータックのEQUALに続き、JUINTECHのF1を購入しました。TRPのHY/RDの様なワイヤー式油圧ディスクブレーキでより軽量、メーカーはメンテナンスフリーと謳っています。

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JUINTECH F1 機械式ディスクブレーキ(ワイヤー式油圧ディスク)のインプレ

さて、機械式のディスクブレーキとしては、完全なメカニカルと、オイルタンクのある半油圧式があります。

これまでつけていたフルメカニカルのTRP SPYRE

私は現在、機械式の TRP SPYRE と GROWTAC EQUALを使っていますが、併用しているとどうしてもTRPに満足できそうに無いので、かなり気になっていた半油圧である JUINTECH F1 を深夜の勢いでポチッてみました。

JUINTECH F1 のパッケージ

届いて開封するとこんな感じ。ブレーキキャリパーが2つ、ローターが2つ、それに各種ボルトが同梱されています。パッケージへの収め方もなかなか良い感じです。

マニュアルにはフレームの厚さに合わせて何ミリのボルトを使うか指定があります。ここは親切。

ローター用ボルトに加え、フロント台座用ボルト、及び、リアの台座用のボルトが複数種類付属します

JUINTECH F1の実測重量

実測重量は148g。グロータックのEQUALが137gだったので11g重くなります。

オイルを含む半油圧ということを考えると軽量。ちなみにTRPのSPYREは160g。

機械式ディスクブレーキの注意点、リア三角の現物合わせ

JUINTECH F1 で心配だったのはフレームのリア三角に収まるかどうか。取り付け予定の CHAPTER2 TOA はリア三角がかなり小さめのフレーム。それにこのようなブレーキを取り付けることはメーカーは想定していないでしょうし(^^;

ワイヤーを止めるボルトの位置がかなりギリギリです

JUINTECH F1は少し大きめのキャリパーですがなんとかギリギリ組み付けることが出来ました! ※JUINTECH F1は、台座なしで160mmから対応するブレーキです。→つまり140mmは取り付け不可。

ちなみにTRP SPYREとグロータックのEQUALでは下の写真のようになります。

TRP SPYRE との比較

この中では、グロータックが最もコンパクトでフレームを選ばないブレーキになります。

グロータックは、本体、ケーブルともに、フレームに干渉しづらいデザイン

このようにサードパーティーの機械式ディスクブレーキを使う場合、特にこのJUINTECHや TRP SPYREでリア160mmを使いたい場合は、サイズ感に気を付けたほうが良いでしょう。

JUIN TECH F1の組付け

組付けについては少しクセがあります。まずワイヤリングがグロータックほど滑らかではありません。

ブレーキの前後でちょっと苦しいケーブルルーティング

フロントはケーブルが邪魔で台座への取り付けが若干やり辛い。

ケーブルと台座のネジの位置関係がイマイチ

そして、パッドの隙間が完全メカニカルのSPYREやグロータックほどは取れないので、センタリングはしっかりやる必要があります。しかし、それぞれ大きな問題になるレベルでは無いのでそんなに気にしなくてもいい点かも。

ここに上げたポイント以外で、特に問題になる点はありませんでした。

半油圧ディスクブレーキのフィーリング

今回もワイヤーはグロータックのEQUAL用の高剛性ケーブルを使用しています。この組み合わせで、juintech f1のブレーキがかかる時のフィーリングは、フルメカニカルとは異なり、まさに油圧ディスクを使ったときの感触。グロータックのケーブルだとワイヤーの抵抗はあまり感じないし、ブレーキの引きも TRP SPYRE より軽いので、フィーリングはすこぶる良いです。

JUINTECH F1の懸念点のひとつ、160mmのローターしか使えない点はどうなのか?

昔、機械式ディスクブレーキについて調べたときに、このjuintech とTRP SPYREで迷ってTRPを選択しました。その理由の一つはリアに140mmが使えず、160mmしか使えないこと。つまりリアが効きすぎるときに140mmを選択できないのが懸念点でした。

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また実際に組んでみてわかったことですが、ついているボルトを手で回すことで、ブレーキの効きをキツめか緩めで調整することができます

このボルトで強さを調整出来ます

だからこの点で心配している人は、そんなに気にしなくても良さそうです。

JUINTECH F1の懸念点、その2 オイルが少ないことでのペーパーロックはどうか?

もう一つの導入をためらった理由は、オイルタンクが小さいことでのペーパーロック。容積的に、完全な油圧ディスクよりもオイル量が少なくなります。こればかりはやはり試してみるしかないので、とりあえず試してみようと思います。

また半油圧ですが、メンテンナンスフリーの閉じたオイルシステムを実現する為、パッド位置の自動調整機能はありません。

JUINTECH F1の懸念点、その3 ピストン部からのオイル漏れは無いか?

これは油圧ディスクブレーキ全般の注意点になりますが、オイル漏れについて注意を払う必要があります。

JUINTECH F1はキャリパーにオイルがあるので、この危険性については知っておかなければなりません。メンテナンスフリーというのはこのようなトラブル防止の為に「分解禁止」ということと同義だと思っています。

まとめ : juintech f1はコスパの良い半油圧ディスクブレーキ

今回購入した juintech f1 は、モノ自体の質感も良く、特に効き方が油圧のそれになるので、機械式ディスクブレーキのタッチがピンと来ない人でもコレなら合う可能性があります。

コスパ、性能、質感となかなか良いです、あとカラーも選べる!

今後走ったらインプレを書こうと思いますが、導入の段階の印象としては、機械式ディスクブレーキの選択肢の一つとしてコスパも良く大いにアリなパーツと思います。

AMAZONなら17500円で前後セットで購入できます。またより制動力の高い4ピストンになったGT-Fも発売されていますが、37500円と非常に高価なので手を出していません。

JUINTECH F1 の走行インプレ

その他の機械式ディスクブレーキのインプレはこちら↓ 最初にTRPを購入してその後にグロータック、最後にこのJUINTECHを購入しています。

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