BORA WTO45のリム重量を調べるために、以前破壊したBORAWTOを分解してみました。
BORA WTO45の実測リム重量、WTO45を分解してみる
なお使用した工具はHOZANのニップル回し C-120 です。
但し、既に壊れていて事後の心配をしなくていいホイールを分解するために使用しているので、正確に BORA WTO のニップルに適合する工具かどうかは不明です。
また手順も超適当です。元に戻したい人は絶対に真似しないでください。
HOZAN C-120 の #12でニップルを回す
実は、結構以前から BORA WTO の分解をしようと思っていたのですが、適合する工具が無いため叶わないでいました。そこでまぁ壊れたホイールだし、ニップルを回せればいいやということで、とりあえず HOZAN の C-120 を注文。ニップルに嵌めてみると、#12で回せることが判明しました。
ニップルを回す方向の問題
ところで、ニップルを緩める方向に回すのは、時計回りでしょうか?それとも反時計回りでしょうか?
これ混乱しがちですが、BORA WTO 45の場合、リムからスポークを見たら時計回りで締まり、反時計回りで緩む。ニップルが瓶のキャップみたいなものと考えれば分かりやすいですね。
ということでどんどん緩めていきます。
BORA WTO 45のハブを開ける
スポークが緩んだので、ハブを分解しましょう。このハブは左右から六角レンチを突っ込んで分解しました。
玉あたりのパーツを外せば、USBベアリングと対面出来ます。ここで既にスポークの頭が緩んでいるのが分かりますね。
ニップルとスポークを外していく
ニップルとスポークを外していきます。これでニップルがリムの内部に落ちます。
途中経過のハブがブラブラした状態。多くのニップルがリムの中でガラガラと音を立てています。
最後にニップルをリムの穴から取り出して完成です。
BORA WTO45(リムブレーキ版)の実測リム重量
完全に分解出来たところで重量測定です。
BORA WTO 45 (リムブレーキ版のフロント)の実測リム重量は460g。
以前予想したデータとほぼ一緒でした。
BORA WTOのハブやスポーク、ニップルの重量は?
すべて分解で来ているのでその他のパーツも測定します。まずはハブ。実測103g。
次にスポーク。18本で84g。
ニップル18個で13.5g
ここまでの合計で660.5g。購入した時の実測重量が658gだったので、合計で2gの測定誤差がありますね。
おまけにクイックリリースが57g。安いホイールについているモノよりも操作感が良いので、このクイックはこれからも使いたいですね。
BORA WTO45 のリム重量は460gでした!
ということで、BORA WTO45のリム重量は460gでした!分解するのは結構楽しかったです。
今回自分でやってみて、このようなリムテープが要らないタイプのリムに、ニップルを入れていくのはめっちゃ大変だろうなぁと思いました。
BORA WTO33 とWTO60のリム重量について
ここまでわかったので、WTO 33 と WTO 60 のリム重量を算出します。前提としてWTO33のフロントは実測597.5gらしい。WTO45のスポーク長は269mmなので、WTO33のスポーク長を282mmとしてWTO33のスポーク重量を計算すると約88g。597.5gからスポーク分88g、ニップル13.5g、ハブの103gを引くと、なんと393g!リムブレーキ版のBORA WTO33のフロントのリムは約393gです。思ってたよりもっと軽い!
またWTO60はスペック重量はフロント670g。実測重量が見つけられなかったので、この重量で計算しても、スポークは約79gなので、リム重量は474.5g。WTO60は大体475gくらいのリムなのでは無いでしょうか。
一家に一台、ニップル回し
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