使われていないロードバイクをフラットバーロード化して、街乗り用にしようという試みがありますが、フラットバーロード化するメリットとして、実はフロント周りの軽量化があります。
フラットバーロードのメリット。ロードバイクのフロントの軽量化で走りが超軽快に!
以前、ロードのハンドル周りの軽量化を考えたことがあります。
その時、「フラットバーロード化なら特別に軽く出来る」ことに気がついて、近い内にやろうと思っていました。今回、実際にロードバイクをフラットハンドル化したら、フロントが超軽くなって、乗り味が超軽快になりました!それも、ちょっと感動的なレベルで。

ドロップハンドルの場合、ロードバイクのハンドル周りの重量
あんまり考えないかもしれないけど、実は意外と重い、ドロップハンドルのコクピット。

ロードバイクで105の機械式シフトの場合、ハンドル周りの重量は約800gから900g。例として、アルミハンドル(300g)、105の機械式シフター(500g)、バーテープ(100g)だと合計900g。
カーボンハンドルで100g軽量化しても合計800gになりますね。
フラットハンドル化したときのハンドル周りの重量
今回私が行ったフラットバーロード化では、ハンドルも含めて合計450g。

上のドロップハンドルのコクピットは実測で900gくらいあったので、なんと約450gの軽量化!
実際に乗るとめちゃくちゃ軽快!ドロップハンドルのときよりもバイクとしての性能がUPしたような感覚がある。

やはりハンドル周りの軽量化って、軽快な走りのためには非常に効果的と実感しました。
フラットバーロード化のために使用したパーツ
具体的に使用したパーツはこちら
- ハンドル、NITTO B853AA(183g)
- DIXNA(ディズナ) ハンドルシム(21g)
- シフター、ターニー TZ500(59g)
- ブレーキレバー、ソラ BL-R3000(170g)
- グリップ、ダイソー(17g)
以上、合計で450g。

カーボンバーなどを使えばもっと軽量にできますけど、今回のは剛性を犠牲にしていない。
それでもドロップハンドルに比べると、ハンドル自体がかなりの軽量化。しかも、STIの代わりのブレーキレバー+シフターが230gでできるのが大きい。(より軽量なブレーキレバーで、もっと軽量化もできます)

ここで、フラットハンドルでよく採用されるエルゴグリップ(ペアで215g)などを使うとそれなりに重量化してしまいますが、

実はこのダイソーのグリップが17gと超軽量です!

末端が重いと慣性モーメントが大きくなるので、グリップが軽いのは重要なポイントかも知れません。

小さいサイズのロードバイクは特にフラットバーロード向きかも!?
ところで、私のこのビアンキはサイズが小さいため、フォークが寝ていてトレールが70mm超えているというロードバイクらしからぬ設計。なんですけど、逆にこういうのってMTBやクロスバイクよりのジオメトリともいえます。

つまりフラットバーロード化に向いたジオメトリと思ったのでフラット化したというのもある。やった結果はドロップハンドルの時よりも操舵のバランスが良いんじゃないかと感じる。マジで。つまり、非常に満足。

まとめ:フラットバーロードって超軽快な車種だった!
今回、フラットバーロード化したインプレとしては、いわば「初めてロードバイクに乗った時の走りの軽さ」を思い出すような軽快感。ロードバイクがディスク化して重くなってるからか、リムのフラットバーロードの「軽さ」はとてもインパクトがある。

ポジションが楽になる変化と相まって、普段着で颯爽と近所を散策したくなる。車重も軽く、車に積んで出先でちょっと乗るなんて用途のときも気楽。ほとんど乗っていない旧車だったのに、気に入ってしまった。
特に、あまり乗っていないリムブレーキのバイクがあれば、フラットバーロード化はかなり楽しめるでしょうし、最近目にするグラベルバイクのフラットバー化も良いと思います。

今回採用した SORAのブレーキレバーとターニーの組み合わせ。4500円くらいでリムの電動デュラエースSTIと同等の軽さ(230g)にできます
グリップは、このKCNCが超軽量な23g
クランプが31.8mm、ハンドル径が22.2mm、幅が540mmと街乗りにちょうど良さそうなVENO。重量も189gと軽量。以上、3点で合計419gです。
ブレーキレバーはPROMAX(プロマックス) 249Aで更に軽量化(ペアで60gらしい)出来そう
使用したのはこのアルミハンドル。中華のカーボンバーならもっと軽くできますけど、NITTOにはロマンと剛性があります。
変速レバーはこちら、フロントシングルにしています
ペダルは三ヶ島(MKS)が超おすすめ!気楽に乗るバイクならIC-LITEでも十分に感じます。
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