カーボンシートポストの滑り止めにPARKTOOL(パークツール) の SAC-2 を購入しました。
シートポストの滑り止めに、PARKTOOL(パークツール) スーパーグリップコンパウンド SAC-2 のインプレ
前回、私のバイクのパキパキ音の原因は、シートポスト&シートポストクランプということが判明しました。規定トルクより多めに締めると音が鳴りやむという状況。(規定トルク2.8Nmに対し、4Nm以上で音がやむ。)
で、カーボンコンパウンドっていったりガーボングリスって言ったりしますけど、とにかくシートポストの滑り止め材を塗ってみることに。それで購入したのが PARKTOOL SAC-2 になります。
PARKTOOL(パークツール) スーパーグリップコンパウンド SAC-2 は大容量
ところで、PARKTOOL(パークツール) SAC-2 は意外に大容量。多分個人だと使いきれないくらいの量が入っています。
大容量の113g入り。カーボンペーストって10gくらいでも全然減らない印象なんですけど。
新品だと、口に穴が空いてないのでキリなどで開ける必要があります。
PARKTOOL(パークツール) スーパーグリップコンパウンド SAC-2 はヌルヌルしたグリスで粒子感は無い
中からは青いジェル状の液体が出てきます。ヌルヌルしたとても柔らかいグリスで、これを塗っても滑り止めになりそうな感じは全くありません。(^^;
これまで使っていた TACX のカーボンペーストは、微粒子状のペーストで、塗ったら確実に摩擦が増えて止まるだろう、という雰囲気がありまたしたが、このパークツールは触った感じフツーのシリコングリスといった感じ。
ひとまず薄めに塗布しました。シートポストにも全体的に薄く。
シートポストを差し込む時には全く抵抗感がありません。ザラザラ系のカーボンペーストであれば、ここで抵抗が増えると思います。
トルクレンチの数値と実際に物体を固定する力「軸力」の関係
ついでにシートポストクランプのネジにシマノプレミアムグリスをちょっとだけ塗ります。これは、ネジにホコリや汚れなどでの摩擦抵抗があると、トルクレンチの数値が規定トルクまで上がっても、実際の固定するための力である「軸力」が十分上がっていない可能性があるから。
※正しくは(説明書には)、トムソンのクランプはネジではなく受け側ナットのネジ山だけにちょっとだけグリスを塗るように指示があります。
トルクレンチの数値と、実際の固定力である「軸力」について参考になるサイトはこちら
つまり、ネジ側も新品同様キレイに保つ or メーカーの想定した表面状態を保つことが必要ということですね。
で、トルクレンチで3Nmで締結。こんなヌルヌルしたのだと絶対またパキパキ音がするに違いないと思いながら乗ってみる。
ヌルヌルのグリスなのにしっかり止まる。シートポストからの異音が止まりました
あら不思議。まさかの異音しなくなりました!ちょっと信じられないのでサドルをグニグニ押してみたりしたけど、やっぱり音がしない。なんで??
異音が出やすいよう、わざとサドルの前方だけとか後方だけとかに体重かけてみましたが、全くの平気でビクともしません。これまではこのような極端な体重のかけ方をすると、シートポストがしなるような感じがあり、しならせて遊んでると音が鳴ったのですが、それが消えました。ということはしなりと感じていたのは、もしかしてポストがちょっとズレてたのかも?
結論として、パークツールの商品名、「スーパーグリップ」は伊達では無かった。→ということで、締め付けトルクは既定の2.8Nmにしました。
まとめ:PARKTOOL(パークツール) SAC-2 はザラザラしないカーボンペースト。フレームやシートポストに傷をつけたくない人に良いかも
ヌルヌルした柔らかいグリスなのに、何故かしっかりとした効果がある PARKTOOL(パークツール) SAC-2。ザラザラ系のカーボンペーストと違い、フレームやシートポストに傷を付けなさそう。これはかなり良いものかもしれない。また、シートポストのズレ下がりとか異音で困っている人は、是非ネジの清掃もしましょう。
→ その後、他のバイク(CHATER2 TOA)も音がしたときにコレを塗って締めたら音がしなくなりました。やっぱり満足度高いケミカルです。
パークツールのカーボンペーストはあんまりインプレを見かけませんが、海外だと相当の高評価。二つ目のamazonのリンクの先だと1765件のレビューで4.8です。実際に使ってみてちゃんとした効果を実感しました。この量でこの値段だと、モトレックスやフィニッシュラインと比較してコスパ高めと思います。
今回、パークツール SAC2 を購入した動機の異音
オススメのコーティング剤、ワコーズ バリアスコート
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