初めてロードバイク買う時って、ショップで目をキラキラさせながら、「うわーっ!カッコいい~!これスゲー速いんだよね!しかも、めっちゃ軽っ!」とか言って、「よし決めた!」って意を決して高いお金出してドキドキワクワクしながらバイクを買うわけじゃないですか。だから最初はロードバイクに不満なんてないわけ。それが乗っているうちに、どうして不満が出て来てしまうのか?本当に不思議な現象ですね。しかし、それにはやはり原因があります。きちんと原因を知り、対策すれば不満なんて出てこないのです。

ロードバイクで不満が出来る原因と、その対策について。高価な機材に惑わされないために
原因と対策について述べていきます。
ロードバイクの日々のメンテナンスを怠る
基本中の基本ですが、ロードバイクのメンテナンスを怠ると、性能が劣化します。購入当初のキレが無くなり、あんなにカッコよくてピカピカだった車体は薄汚れてチェーンは錆び、なんだか冴えないバイクに変貌していってしまいます。変速がチャラチャラいいだしたらもう最悪です。

→対策はとても簡単です。ロードバイクは室内保管し、日々の洗浄&チエーンオイル。これだけで愛着も回復し、やっぱり自分の自転車かっこいいやんけ!と思うようになります。そして、乗車前の空気圧チエックは当たり前。ショップの定期点検にも出してケーブル交換や調整をしてもらいましょう。
※おすすめのワコーズバリアスコートと、ヒラメポンプヘッド↓
ヒラメは一度買えばガチの一生物です。
チャレンジしてみたヒルクライムで坂が上れない
ロードバイクを購入したらやってみたくなるヒルクライム。こんなに軽いバイクだし、やっぱり山とか登りに行っても余裕で登れるんでしょ?!俺もダンシングとかいうやつでカッコよく登りたいなぁ!なんてやると大間違いで、普通にシンドイです。

いや、最近のバイクは軽いギアがついているから、昔よりも大丈夫だと思いますが、それでも初めて行くと結構大変でイヤになってしまう可能性があります(=ただの苦行です)。そういう時に涼しい顔してスイスイ抜いていく奴がいます。それがイケナイ。もっと軽いパーツが欲しくなってしまうもの。サドルやハンドル、タイヤが重いせいにし始めたりするのです。だって完成車を買ったら、サドルとハンドルとタイヤを変えると良いっていいますよね?

→速い人のことは完全に無視して、無理せずゆっくり登りましょう。もしくは、わざわざ坂に苦しみに行くのをやめましょう。追い風の方向に平地を走るだけなら、機材の重さなど全く関係なく、常に最高に楽しいです。
※簡単な対策としては、ヒルクライムはせず、平地だけ走って輪行で帰るとよいでしょう。

※それでも、どうしても登りたいなら、思い切ってスプロケットを大きくするか、クランクを小さいチェーンリングにすれば、ヒルクライムを気軽に楽しめるようになります。
グループライドで千切られる。みんなの方が良いホイールや良いパーツを付けている
グループライドは、自分の力では走れないスピードで長距離走れたり、仲間とワイワイ話したりして走るので、気分爽快かつ、めっちゃ楽しい!いわばロードバイクの醍醐味なわけです。しかし、グループライドには大きな落とし穴があります。それは他人のバイク。なんかシュルルルル!ってすごい音のするカーボンホイールとか、ウィイン!とかいう電動変速とか、カコーンカコーン!って音がするスプロケットとか、気になるパーツがたくさん出てきます。おまけに大体のグループには超親切な人がいて、パーツについてこうした方が良いよとか教えてくれたりします。勉強になると思って真面目に聞いていると、これが大きな罠。新しいパーツに手を出すことになります。

グループに千切られたりすると最悪です。完全にホイールのせいにするようになります。また、高価なアミノバイタルやプロテインに手を出す原因になります。
→グループライドは楽しいですが、完全に罠です。避けましょう。一人で走っていればこそ、ロードバイクに不満が出ないものです。
雑誌のインプレ記事を読んでしまう
やっぱり自転車を買ったら、趣味としては当然雑誌を購読するようになります。これも実は罠。たまにあるインプレ記事なんか最悪で「うわ!これめっちゃ欲しい!」ってなる原因の一つ。決して比較記事は読まず、読んだとしても、「どうせメーカーから広告費が出ている提灯記事だ」と思って話半分に聞いておくのが良いでしょう。

※一番よくないパターンはこれ。機材を点数評価されるとどうしても気になってしまう禁断の記事。

ちなみに、いろんなものを試乗&経験すると結構自分の感覚と近いインプレを書いていうライターさんがいたりする。これもよくないパターンで、その人が褒めてたらきっといいモノなんだろうと思うようになります。そうなってしまった場合、ウチはウチ、ヨソはヨソの精神が肝心です。
※こういう比較記事もよくないし、考えないほうが良いでしょう→私はこれを考えた結果、ホイールが増えてしまいました…
試乗会&サイクルモードに行ってしまう
新しいバイクの展示会や、憧れのバイクに乗れる試乗会!これは完璧に罠です。超かっこいいバイクがならんでいて、抵抗〇〇ワット削減!とか魅力的な言葉が並びます。そして、ピナレロのドグマとかいうバイクに乗った日なんかは最悪です。自分のバイクよりもキレのある走りを忘れることが出来なくなります。作用としては麻薬と一緒。「うわードグマやっぱりすげー!気持ちいい~!!!常に追い風みたいやん!これは金だす価値あるわ~」とか言って、ついでに金銭感覚が狂って、30万くらいのフレームだと「やっす!」って、そんなの自分が買うワケがない!と思っていた金額のモノが買えそうな気がしてきたりします。

→試乗会は最も危険な罠です。サイクルモード行くのとか絶対に避けましょう。また、仲間内の「ちょっとこれ乗ってみなよ」みたいなお誘いもある場合、「ダメ!ゼッタイ!!試乗=麻薬」と思って手を出さないようにしましょう。
※サイクリングジプシーカフェはガチンコで試乗させてくれる上にグループライドという一番問題のあるパターンです。ついでにマイキーが機材のことをめっちゃ詳しく教えてくれます。私もここに行ってCHAPTER2を買ってしまいました↓
まとめ:ロードバイクの不満には当然原因がある!しっかり対策しよう!
こうしてみてみると、世の中には怖い罠がたくさんありましたね。ロードバイクに不満を持たないために必要なことをまとめます。
- 1,ちゃんと洗浄&保管する
- 2,ショップによる定期メンテナンス(※ただし店頭のホイールなどを物色しないこと!)
- 3,ボッチで走る
です。つまり、不満を持たないようにするために最も大切なことは、ボッチでも自転車を楽しめる心であります。

高性能なパーツの違いを知ってしまうと後に戻れなくなる可能性が高いロードバイク。決して違いを知ろうとせずに、自分のお気に入りのバイクが最高!と思って乗り続けるのがベストでしょう!
※逆に言えば、これらの項目を着実に実施している人は、「新しい機材を欲しくなりたい」人でもあります。この場合は、諦めて新しい機材を買ってスッキリしたほうがいいでしょう。

なんだかんだで5年くらいして新しいフレームに乗ると、かなり進化しているものです。ですのでやはり試乗はキケン!決して試乗はせず、交換するのはタイヤくらいにしましょう。タイヤだってめっちゃ進化していますが、消耗品なので、順当なグレードアップになります。
シュワルベの新しくなったタイヤレバー。バルブコア回し機能が追加されました。

ミシュランPOWERCUPや、コンチネンタルのGP5000sTRはとてもオススメです。
クロモリのバイクでアガリにしてしまうのも良いかもしれません
いっそのこと、デュラエースだとか、アルテグラといったグレードとは関係ない世界に飛び込むのもいいかもしれません
フラットバーロード化も機材マウントを避ける手段かもしれません
ぼっちライドの理想的な一例、ローディーのいない場所を走るのが得策です。また、1人でキャンプツーリングするのもいいですね。
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