グラベルバイクのフレアハンドルのセッティングの出し方について

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グラベルバイクのハンドル周りが今ひとつしっくり来なくなったので、ハンドルセッティングを見直してみました。未舗装を走ることが増えてくると、ロードバイク基準のセッティングだと根本的に何か違うような、操作しづらい感じがありました。

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グラベルバイクのフレアハンドルのセッティングを見直してみました

未舗装路を中心とするグラベルバイクの場合、ロードの延長線上(ロードのポジションから+◯cmみたいな方法)ではないやり方でセッティングを出すほうが、良いセッティングを見つけやすいかもしれません。

グラベルバイクのハンドルセッティングを見直そうと思ったきっかけ

今回のきっかけとしては、そもそも、自分のグラベルバイクに対し、もう少しグラベルでの操作性が良くならないか?と思うようになったこと。最初は舗装路中心でセッティングしていたのだけど、走る道が過激化しつつありタイヤが45cに変化している。

流石にロード基準のハンドルセッティングだと違和感がある。こういう道を走るには何かが根本的に違う気がする

そんな折、サンエスブースで「ジェイフィット バランス」を触ってみると、セッティング含めてなんだか良いなぁと思った。ちなみにジェイフィットバランスってこれ↓

Dixna「ジェイフィット バランス」。マホラスエヒロをアルミ化したモデルらしい

この、フレアして付いてるブレーキレバーって結構いいんじゃないか?!と感じる。そしたら担当者が「バンディー2も上の方にブレーキレバーをつければ角度がつく」ということを教えてくれた。

それは知らなかった!どうやらフレアハンドルのセッティングって独特の作法があるようだ。

で、私のバイクのハンドルはこれ。

ちなみにこれブレーキレバーが左右逆についてる。グロータックの硬いアウターケーブルを使うので、できるだけゆるいカーブを描くようにだったはず(これだとブレーキアウターの穴が外側に来る)。でもやっぱり普通にしましょう ^^;

上のハンドルと比べると、ブレーキレバーの角度が全然違いますね。ということで教えてもらった通り、ブラケットを上の方につけてみようと思います。

バンディー2だけでなく、実にディズナで固められたコクピット。実はちゃんと設計された性能を出していなかったのか!

ということで、フレアハンドル周りを組み直した。ブラケット角度の見直し

レバーを逆にして上の方につけ直したのがこちら。

これまでのと全然違って、ブレーキレバーがかなりフレアした感ある

ちゃんとブレーキレバーがハの字に広がっている。この状態だと、確かにブレーキレバーに手をかけやすいから、咄嗟のコントロールが利いてかなり具合がいい

それからレバーを上の方に付けたので、ブラケットの角がツノのように上に向いている。

グラベルコンポのGRXのブラケットって良いなって思うんだけど、その理由は、ツノがあって手がすっぽ抜けない安心感がある点だ。

このディズナのブレーキレバーはロード用の形状だけど、それでもこの調整で手が抜けづらい印象に。

こちらは前のセッティング。ここからハンドル自体を前に回転し(下ハンドルを地面と平行気味にして)、ブラケットを上にあげました。

ブラケットの取り付け位置(角度やレバーの開き方)を見直しただけでも、かなり操作性が改善しました。

不整地で8の字を走ってハンドルの高さなどを調整してみる

さて、この状態のグラベルバイクで、土&砂利のMIXした不整地で8の字を書いてみたら更にハンドルを上げて近づけたい感じがする。そもそも、自分のグラベルバイクはかなり舗装路重視のセッティングだった。

不整地でのコーナリングを試してみる。土&砂利のMIX路面で8の字を走ってみるのがロードとは全く異なるアプローチで良かった

ということで、ステムも交換(スージーステム→ 6°ステム)。これで舗装路のみを速く走るためにセッティングしたロードよりも、ハンドルが40mmほど高く、36mm近い状態。ハンドル荷重が抜けて、明らかに不整地で8の字をしやすくなった。

久しぶりに取り付けた CHAPTER2 の6度ステム

ところで、以前行った調査(下の記事)では、DIVERGEはターマックと比べると62mm高く38mm近かった。そのポジションに近づいてきました。

しかも、不整地の旋回性能だけのためならサドルも引きたい。サドルを引いたほうが重心が後ろになって細かく曲がりやすい。ハンドルは近さは良いけど、高さはまだ上げても良いかなぁと感じる。こんなの普段からやっている人からすると当たり前かもしれないけど、改めてテストすると色々と身をもって学べる。

アドベンチャー的サイクリング

スピードを求めず、より酷い道厳しいグラベルを走るアドベンチャー寄りだと、やはりこんな感じになるようですね。

ヒルクライムでは走りづらさが出るので要微調整

ただ、この状態でヒルクライムは走りづらい印象だったので、ブラケットの角度を少し下げる方向に調整。この辺は妥協点を探す感じ。

また、上体が起きる分サドルに体重がかかってお尻が痛くなる印象があるから、サドルのセッティングも調整した。

登りでは前乗りにしたいから、サドルをまたNOVUS BOOSTに変えてみました

まとめ:使い方が多様なグラベルバイク、ハンドルのセッテングも超重要ポイント!

走り方の幅が広いグラベルバイク、使い方に合わせてハンドルも数多くラインナップされています。とはいえ、セッティングを変えただけでも、操作性が大きく変化する。

これは DIXNA マホラスエヒロ、本当にいろいろなハンドルがある

舗装路を速く走るためなら、ロードバイク基準でセッティングを出すのも一つの手。

一方で、舗装路から乖離した路面、例えばトレイルやアドベンチャーよりにするためにいきなり4cmハンドルを上げるのってロード乗りにとってはなんだか心理的な抵抗感があります。そんなわけで、砂利の上で8の字を書いてハンドルを合わせて、それからヒルクライムを試して調整するのはいい方法かもしれません。この合わせ方なら、「ハンドルを上げたほうが走りやすい」ということが明確に納得できます。

こんな道でも、今回の調整で走りやすくなりました

また、操作性がよくなったことで、悪い道での恐怖感が減ったのも良い点。グラベルバイクって、タイヤの選択や空気圧の話はよく出ますが、試してみるとハンドルセッティングも超重要でした。

 

ガチでハンドルを上げたい人のために

コラムスペーサーを積みたくない人にはこちらもいいかも

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