グラベルバイクの使い方!ロードバイクより自由にライドを楽しめる「高速ママチャリ」または「ネオランドナー」的なバイク!

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いわゆるグラベルバイクに分類されるバイク、CHAPTER2のAO。しかし、私としては完全なグラベルバイクっていうよりも、舗装路及び林道をシームレスに走れるバイク、いわば昔のランドナーやスポルティーフ(ランドナーの高速版)のようなバイクとして活用しています

舗装路から林道まで走る、こういうやつの進化版的な使い方してます

平たくいうと、超高速版のママチャリです。

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グラベルバイクの使い方!ランドナーのようにロードバイクよりも自由な乗り方を楽しめるバイク!

グラベルバイクと言ってもタイヤの太さ次第で用途は様々。本格的な山に入るなら650Bのホイールに2インチのタイヤを入れたいところ。そして太いタイヤを入れていないと「そんなのグラベルバイクじゃない」と言われることも・・・しかしながら、日本のフィールドでそういうタイヤが必要なライドをするなら、ハッキリ言ってMTBの方が良いのではないでしょうか?

積もった落ち葉は結構怖いです(^^;

ロードバイクより自由な乗り物としてのグラベルバイク

私がメインで走っている房総半島は、林道が多く、未舗装路もそこそこ残っているグラベルバイクにとっては良い地域だと思います。しかし、このような地域でも例えばダート林道である杉戸林道への道のりは舗装路が殆ど

長いダート区間が残る「杉戸林道」

グラベルバイクを購入する前も、相当な悪路をロードバイクで走った身としては、そこまでロードバイクのデメリットは感じていません。よく締まった砂利道なら、グラベルバイクの必要性はあまりなく、ロードバイクでも短距離なら十分走ることが出来ます。

初めて走るこんな道も、気兼ねせずに突っ込めます

とはいえ、グラベルバイクなら、全く未知の土地で謎の林道や大き目の砕石が転がる砂利道が存在していても、気兼ねせずに突っ込んでいくことが出来る。このメリットはとても大きいです。

つまりグラベルバイクなら、ロードでは走ってみようと思わなかった道もライドの対象になります。これ、意外な発見があって楽しいんですよ。

道なき道もライドの対象になります

悪路を含むロングライドにおけるグラべルバイクっていうかグラベルタイヤの価値

先日、箱根の120kmを走った時に出くわしたのが路面に浮く砂でのスリップ。ロードなら立て直せずに落車しそうな滑り方をしたのですが、グラベルタイヤだったためグリップして立て直すことが出来ました。

舗装が崩れて一部ダートになっていた箱根の道

つまり、普段の舗装路(っていうか通行量の少ない林道)でも悪路の走破性があって助かったということ。やはり先の見えない林道や砂利道を含む道路を高速に走るバイクとして、かなり優れています。

舗装路メインでグラベル対応できる&キャンプも出来るネオ・ランドナー(スポルティーフ)的なバイクとして

昔の日本一周などでは、今より重いテントを積んで、舗装路だけでなく林道や砂利道も走る為の自転車として、ランドナーが主流でした。タイヤは35c位の太さ。

こんな感じでテント積んで走っていました

そして、これ以上のタイヤが必要な道は、狙っていかないとまず出くわしません(^^;

エクストリームな砂利道・・・これくらいになると、35cよりもっと太いタイヤが欲しい・・・
うちの近所の道ですが、ここもギブアップ(^^; これはMTBが欲しい

私が今回組んだグラベルバイクAOも、舗装路を快適に走りつつ、砂利道や林道に対応できるバイクとして、35c相当のタイヤを装着しています。(でもタイヤは276g!)

グラベルバイクと言えども坂を十分に上ることが出来ます

結論からというと目的通りのバイクに仕上がっていると思います。ポイントは、ホイール外周部が重くならないように注意してタイヤとホイールを選択することでしょう。

ロードバイクでも十分楽しいけど、グラベルバイクで気兼ねせずに土の上も走れるのはもっと楽しい

ロードバイクでグラベルに入ると言っても、25c程度ではやはり神経を使うのは確か。太いタイヤにすればするほど、気を遣わず、スリップのリスクが減ります。

これくらいならロードでも行けるけど、グラベルバイクの方が安心です

ディスクブレーキであることのメリット

雨の日で止まりやすいと言われるディスクブレーキ。個人的には、制動力はリムブレーキでも十分。それよりも、悪路でDISC車が良いのは、リムブレーキだと、ブレーキとホイールの間に落ち葉や土を挟み込んでしまって非常に煩わしい現象がDISCだと発生しないことです。

これくらいならロードでも走れるけど、落ち葉が挟まると邪魔です

もちろん32c~のタイヤが履ける点も大きなメリットです。

ネオ・ランドナーとしてのグラベルバイクの装備

このように舗装路と砂利道を高速に駆け抜けることをテーマにすると、オススメするパーツはこのあたり。

  • SPDペダル(もしくは三ヶ島のフラットペダル
  • 32c~38cの軽量タイヤ(グラベルキングTLCが軽くてよく進むのでおススメ)
  • 出来れば軽めのカーボンフレーム
  • フェンダー(後ろの泥除けは重要!)
  • 出来ればワイドフックレスリムのホイール×チューブレスタイヤ

こういう使い方をするバイクの候補

BIANCHI(ビアンキ)INFINITO XE DISC

32cまでが入るビアンキのDISC車。フレーム重量1100gフォークは420g。カウンターヴェイルが入ってないけど105組で¥305,800と買いやすい価格帯。

BIANCHIらしい端正なビジュアル

ダボ穴などは無く、太いタイヤも履けないので、グラベルバイクという分類では無くエンデュランスロードです。

FELT(フェルト) VR ADVANCE

35mmのタイヤまで入るFELTのカーボンバイク。105組で¥360,800。アルテグラモデルなら初めからカーボンホイールついてるし。こちらもロードコンポで組まれているエンデュランスロードになります。

これらのモデルの中では、反応性を高めるためにチェーンステー長が412mmから415mmと短いのが特徴的。太いタイヤが不要なら、今回のような使い方にはジャストかもしれません。

GIANT(ジャイアント) REVOLT ADVANCED 2

45cまでのタイヤを装着可能で9.5kg、¥308,000。GRXで組まれていて 48/32Tのクランクと11-34Tのスプロケットとグラベル仕様。

JAMIS(ジェイミス) RENEGADE C2

マルチロードと言えば外せないのがJAMIS。このモデルは¥341,000で9.3kg GRX組で46/30Tのクランクと11-34Tのスプロケットとバイクパッキング向き。ダボ穴も豊富なフレームは、T700カーボンを使用しています。

難点はサイズ展開が少ないこと(^^;

FUJI(フジ) JARI CARBON 1.1

グラベルバイクなのに、フレーム重量が1000gを切るという軽量バイク!¥429,000で9.2kg。メインコンポはアルテグラで46/30Tのクランクと 11-34Tのスプロケットを装備。

面白いのはその細かいコダワリ。標準でトップチューブバッグが付属、ダウンチューブ下に飛び石からフレームを護るガードがあったり、ボトルケージをずらせるパーツが付属します。

TREK(トレック) Domane SL 5

38Cのタイヤまで入るようになったドマーネ。なんとフェンダーの取り付けにも対応。105組で¥364,100、9.8kg。50/34Tのクランクと11-34Tのスプロケット。振動吸収性を高めるギミックも搭載しています。

見た目もグラベルというより少しエアロを意識したロードバイクといった感じでカッコイイですね。

LOOK(ルック) 765 OPTIMUM PLUS(オプティマムプラス)

憧れのLOOKにも最大42mm幅のタイヤが入るモデルがあります。それがこの LOOK 765 OPTIMUM PLUS。105組で¥349,800、9.4kg。ホイールもWH-RS171と28mm-42mm対応の物が付属しています。

CHAPTER2(チャプター2) AO

2インチのタイヤも入るCHAPTER2のグラベルバイク。フレーム重量1180g、フォーク重量440g。完成車は無く、フレームのみで¥347,599と非常に高価になります(^^; ただ、CHAPTER2は新カラー発表時なら7万円位するカーボンハンドルがついてくるので、そのタイミングで注文するのが吉

組みあがった実車はペダル込みで8.38kgと軽量。インプレとしては低速での加速が良くTEREより登りが速くて驚き。一方でダボ穴が沢山あり、拡張性も優れています。リアのチェーンステー長を調整できるのが◎。

完成車を買っても、ホイールから何から結局全部交換してしまう人は是非どうぞ(笑)

まとめ:グラベルバイクの使い方として、ロングライドもヒルクライムもグラベルも、キャンプツーリングも一台で楽しめるバイクもいいよ

レースをするならロードバイク一択ですが、レースをしないライドがメインで、自転車での冒険、つまり初めて自転車に乗れた時に水たまりとか砂利道とか走って楽しかった、そういう体験をするためのバイクとして、グラベルバイクはとってもオススメです。

ホイールとタイヤの選択次第で、ヒルクライム、グラベル、平坦MIXでも楽しく走れます

ゴリゴリのグラベルも走りたいなら、2インチ近い太いタイヤの入るモデルを選んでおけばOK。ホイールを交換すれば、ちゃんとグラベルも楽しめます。

グラベルバイクには、雨の日でなくともASS SAVERを付けておくと泥跳ねを防げるので安心。

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こういう使い方をするために組んだ CHAPTER2 AO 。完成車じゃ絶対あり得ないコンポで組んでいます(^^; ↓

比較してもBORAを履いたロードバイクと遜色ない走りをします

重要な足回りはこちら(ワイドフックレスリム×チューブレスレディがポイント)

テントを積んで走ってみたい人に

参考になる本

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