パーツは既に集めていて、最後に届いたフレームがCHAPTER2のAO。もう完成車に出来るので早速組んでいこうと思います。
※前回の続きです
- CHAPTER2(チャプター2)AO を自力で組んでみた、CHAPTER2のロードバイク組み立て方のポイント
- CHAPTER2(チャプター2)AOを組み立てるパーツ
- コラムカットの必要のあるフロントフォーク
- CHAPTER2のウェブサイトで指定トルクとインストールマニュアルを確認しよう
- CHAPTER2 AOのヘッドパーツ!不要な下玉押しが付属してくる&スペーサー入れると具合が良かった!
- BB&クランクの取り付け
- AOの特殊パーツ、リアのスルーアスクル用金属パーツの取り付け
- DISCブレーキキャリパーの取り付け、フェイシングの必要性は無しでした
- 内装式フレームでの機械式ディスクブレーキのワイヤーの取り付け
- ディレーラー用ケーブルガイドは付属している
- CHAPTER2はアウターケーブル受けの作りに要注意!!
- リアディレーラー&チェーンなどの取り付け
- まとめ:少しのポイントに気を付ければ、CHAPTER2AOの自力での組み立ては簡単でした
CHAPTER2(チャプター2)AO を自力で組んでみた、CHAPTER2のロードバイク組み立て方のポイント
CHAPTER2(チャプター2)AOを組み立てるパーツ
まず、集めたパーツのラインナップはこちら。シマノ純正とか全く関係ない超ミックスコンポ状態です。(パーツをクリックするとそれぞれの記事に飛びます)
- ハンドル:ディズナ バンディー2 385mm
- ステム:ワンバイエス スージーステム100mm
- ブレーキ:ディズナ ジェイリーチ ブレーキレバー
- ブレーキキャリパー:TRP SPYRE
- ローター:シマノ SM-RT70 160mm
- 変速機:ダイアコンペ ウイングシフター
- クランク:GRX RX810-1 40T
- リアディレーラー:GRX RD812
- スプロケ:SRAM PG-1170 11-36T
- BB:SUGINO MB608-II
- ボトルケージ:エリート カンニバルXC
- サドル:SELLE ITALIA SLR FLOW 180g
殆ど過去にブログで触れたことのあるパーツばかり。
SUIGNOのMB608-II は恐らく書いたことが無いですが(→書きました)、SUGINOのOX901Dというクランクに付属してきたねじ込み式のBBです。(スチールベアリングですが、デュラエースより回ります)
ホイール込みでフレーム以外のコンポは合計20万くらい。で、最終的にバイク自体は問題なく、自力で組めましたので、引っかかったポイントを書いていきます。
コラムカットの必要のあるフロントフォーク
AOのフロントフォークのコラムはかなり長いので、必ずコラムカットする必要性があります。
専用工具を持っていないので、コラムカットは依頼しました。なおスージーステム(スタックハイト35mm)で15mmスペーサーが入る分を残しています。※シートポストも長めなので、一緒にカットしてもらいましょう。
自分でカットする場合はこちらが参考になるかも↓
CHAPTER2のウェブサイトで指定トルクとインストールマニュアルを確認しよう
ウェブサイトからインストールマニュアルをダウンロードします。各バイクの「仕様」のところからダウンロードできます。
また指定トルク表も掲載されているので要確認です。各パーツはしっかり指定トルクで取り付けていきましょう。
CHAPTER2 AOのヘッドパーツ!不要な下玉押しが付属してくる&スペーサー入れると具合が良かった!
フロントフォークはウェブサイトからダウンロードできるマニュアル通りベアリングを入れて、普通にやればOK。トップキャップは3Nmで締めました。※ヘッドにガタが出ないように、プレッシャーアンカーはきちんと装着しましょう。
そして、混乱するのが、マニュアルには載ってないのに付属してくる下玉押し。
一瞬意味が分かりませんが、問い合わせてみたところ、ただTEREに必要なパーツが付属しているだけで不要です。一応嵌めてみましたが、あまりにもあり得ないので、写真も撮らずにスルーしました。
※こちらに写真の載っている記事がありました↓
組付けた後、このクラスのバイクにしてはハンドリングが重かったので、見てみるとダストカバーとフレームが干渉している様子。
そこで、フェルトのFR1を組む時にも使った、ヘッドセット用のスペーサーを1枚いれると、ウソみたいに滑らかなハンドリングになりました。
ということで満足です。若干シール性能が悪くなるはずなので、ベアリングは必ずグリスを塗って水から守りましょう。ただもし、私のようにスペーサーを入れなくても、乗っているうちに防水のゴムが千切れて滑らかなハンドリングになるだろうと思います。
BB&クランクの取り付け
普通のねじ込み式なので、回転方向に気を付けて普通に組み付ければOK。BBは手でスルスル入っていきました。
BBの取り付けは何も問題ありませんでした。
AOの特殊パーツ、リアのスルーアスクル用金属パーツの取り付け
AOの特殊なパーツであるチェーンステー長変更用の金属パーツ。これは、普通に嵌めるだけでOK。パーツの脱落防止用のネジが付属していますが、これはがっちり締め付ける必要は全く無しです。あくまで脱落防止用。(後でスルーアスクルで締め付けられるため、むしろがっちり締めない方が良い)
フロントは普通に通すだけです。
スルーアスクルは12Nmの表記があるので結構しっかり締め付ける系ですね。付属するワッシャーを忘れないように!
なお、スルーアスクルはそのままだとキュッキュッと音がするので、ネジ部分にグリスを塗ると音鳴りが止まりました。
DISCブレーキキャリパーの取り付け、フェイシングの必要性は無しでした
フロントは普通に装着でOK。
リアは、スペック表のフレーム厚25mmということで、今回事前に準備しておいたボルト長で完璧にOK。
それぞれ素人の私がポン付け出来る、フェイシングの必要性などない全く無いフレームでした。
なお、TRP SPYREの取り付けは簡単で、キャリパーがグラグラする状態まで取り付けて、ブレーキワイヤーを張って、ブレーキを握り込んでからボルトを締め付ければちゃんとセンターが出ます。
内装式フレームでの機械式ディスクブレーキのワイヤーの取り付け
個人的に一番引っかかったのがここ。もはやCHAPTER2の問題ではないですね(^^;
内装式DISCブレーキの場合、アウターワイヤーをフレーム内にフル通しする必要性があるということをちゃんと分かっておらず、用意しておいた紫色のブレーキアウターがリア分しか足りませんでした(笑)
なおワイヤーを通す順序は写真のように決まっています。
ブレーキアウターワイヤーは、チェーンステー側から入れてやると上の写真の場所まで問題なく出てくるので、指定の穴に通せばOK。そのままブレーキレバーに接続します。
フロントブレーキのアウターワイヤーも上の穴から入れると、下の穴から出てくるので簡単です。
ディレーラー用ケーブルガイドは付属している
因みに、ディレーラーのワイヤーガイドはリア、フロントともに付属しているのでインナーワイヤーを通すだけでOK。
やはりフル内装だとそこそこの摩擦抵抗になるので、良いワイヤーを使うことをお薦めします。私の場合は超アナログなコマンドシフターなので気にせず、ただのスチールワイヤーです(笑)→十分に軽く動作してます。
フロントシングルで組みましたが、気が向いたらダブルにするかもしれないので、フロントのワイヤー受けはちょっと切ったまま残してあります。
因みに1X用のカバーやチェーンガイドも付属しますが、交換の必要性を感じないので私はディレーラーハンガーのままにしてあります。
写真一番右の、シングル用のチェーンキャッチャーもつけていませんがGRXクランクでチェーン落ちしたことは無いです。
CHAPTER2はアウターケーブル受けの作りに要注意!!
CHAPTER2のアウター受けはちょっと要注意!AOにはチェーンステーについていたパーツですが、無理に引っ張ると、フレームに引っ掛けて固定する為のアルミパーツが破損します。
今回、別に外さなくても組めましたが、外す必要のある場合は、ネジを必要十分に緩めてから、力を加えずに優しく取り出しましょう。
リアディレーラー&チェーンなどの取り付け
コマンドシフター×GRXリアディレーラー×SRAMスプロケットというMIXコンポの組み合わせですが、事前に一回テスト済み。普通に組み付ければOKでした。
テストした時はシマノ10sチェーンでしたが、今回はKMCの11sチェーンを採用。変速も良好になりました。
まとめ:少しのポイントに気を付ければ、CHAPTER2AOの自力での組み立ては簡単でした
CHAPTER2のAOは、私にとって初のDISCフレームでしたが、組みつけは簡単なフレームでした。(以前、リムブレーキなら FELT FR1を組んでいます)
要注意ポイントは不要な下玉押しが付属すること、アウターケーブル受けを外す場合は優しく取り出した方が良いことくらい。あとシートポストは滑り止め加工がされていますが、カーボン用のアッセンブリーコンパウンドを塗っておいたほうが良いでしょう。
なお、特に高級パーツを使わず組んだ完成車重量は8.38kg!(ペダル込み)
これが重いのか軽いのか分からないので調べてみたところ、例えば、トップストーンカーボンのETAP仕様が8.6kg(ペダル別 65万)、LOOKの765グラベルが9.1kg (GRX600コンポ、ペダル別)、サーヴェロのアスペロがバイシクルクラブの試乗車実測で8.5kg(ペダル別)。
ということでペダル込みで8.38kgはグラベルバイクとしては非常に軽量。重ければハンドルとステムを軽いのに変えようかと思っていましたが、このままでOKですね。→さらにこのあと、ブレーキをグロータックのEQUALブレーキ、ローターをシマノSM-RT800に変えて8.19kgになりました。
やっと完成したのであとは乗るだけです!
汎用品のヘッドパーツ用スペーサーがうちに1枚あって助かりました↓ これは付属しなかったので、自分でバイクを組む人なら、持っておいても良いでしょう
組み立ての前にパーツを観察しておくのも重要↓
完成したAOのインプレ
以前、試乗した時のAOのインプレ
今回選択したグラベル用フックレスホイール
CHAPTER2の試乗はこちら。私は全車種、試乗しました(笑)
コメント