CHAPTER2(チャプター2)AOの組み立て/自力でロードバイクを組み立てる

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パーツは既に集めていて、最後に届いたフレームがCHAPTER2のAO。もう完成車に出来るので早速組んでいこうと思います。

※前回の続きです

CHAPTER2(チャプター2)のAO(アオ) フレームセットが届きました!ので開封インプレ
以前、試乗してとても楽しく気に入ったCHAPTER2のAO!ディスクブレーキについて色々調べた末に、遂に注文しました。で、フレームセットが届いたので購入インプレです。 CHAPTER2(チャプター2)...
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CHAPTER2(チャプター2)AO を自力で組んでみた、CHAPTER2のロードバイク組み立て方のポイント

CHAPTER2(チャプター2)AOを組み立てるパーツ

まず、集めたパーツのラインナップはこちら。シマノ純正とか全く関係ない超ミックスコンポ状態です。(パーツをクリックするとそれぞれの記事に飛びます)

CHAPTER2AO、ダウンチューブ裏のグラフィックがシャレオツです(笑)
フロントフォークの内側にあるマオリ模様

殆ど過去にブログで触れたことのあるパーツばかり。

SUIGNOのMB608-II は恐らく書いたことが無いですが(→書きました)、SUGINOのOX901Dというクランクに付属してきたねじ込み式のBBです。(スチールベアリングですが、デュラエースより回ります

SUIGNOのMB608-II

ホイール込みでフレーム以外のコンポは合計20万くらい。で、最終的にバイク自体は問題なく、自力で組めましたので、引っかかったポイントを書いていきます。

コラムカットの必要のあるフロントフォーク

AOのフロントフォークのコラムはかなり長いので、必ずコラムカットする必要性があります。

流石にそのまま使うには長すぎます

専用工具を持っていないので、コラムカットは依頼しました。なおスージーステム(スタックハイト35mm)で15mmスペーサーが入る分を残しています。※シートポストも長めなので、一緒にカットしてもらいましょう。

自分でカットする場合はこちらが参考になるかも↓

CHAPTER2のウェブサイトで指定トルクとインストールマニュアルを確認しよう

ウェブサイトからインストールマニュアルをダウンロードします。各バイクの「仕様」のところからダウンロードできます。

ちょっと分かりにくいですがここにあります

また指定トルク表も掲載されているので要確認です。各パーツはしっかり指定トルクで取り付けていきましょう。

トルク管理表

CHAPTER2 AOのヘッドパーツ!不要な下玉押しが付属してくる&スペーサー入れると具合が良かった!

フロントフォークはウェブサイトからダウンロードできるマニュアル通りベアリングを入れて、普通にやればOK。トップキャップは3Nmで締めました。※ヘッドにガタが出ないように、プレッシャーアンカーはきちんと装着しましょう。

インストールマニュアルのヘッドパーツ部

そして、混乱するのが、マニュアルには載ってないのに付属してくる下玉押し

不要なパーツ、下玉押し(TEREのフォークに手で嵌めることができます)

一瞬意味が分かりませんが、問い合わせてみたところ、ただTEREに必要なパーツが付属しているだけで不要です。一応嵌めてみましたが、あまりにもあり得ないので、写真も撮らずにスルーしました。

※こちらに写真の載っている記事がありました↓

CHAPTER2 AO到着 - arakawa gravel

組付けた後、このクラスのバイクにしてはハンドリングが重かったので、見てみるとダストカバーとフレームが干渉している様子。

スペーサーを入れないでいたときに、ダストカバーのゴムとフレームが干渉していました→千切れたゴムの端で分かりますね

そこで、フェルトのFR1を組む時にも使った、ヘッドセット用のスペーサーを1枚いれると、ウソみたいに滑らかなハンドリングになりました

フォークのコラムに入れるこういうやつ、汎用のパーツです

ということで満足です。若干シール性能が悪くなるはずなので、ベアリングは必ずグリスを塗って水から守りましょう。ただもし、私のようにスペーサーを入れなくても、乗っているうちに防水のゴムが千切れて滑らかなハンドリングになるだろうと思います。

BB&クランクの取り付け

普通のねじ込み式なので、回転方向に気を付けて普通に組み付ければOK。BBは手でスルスル入っていきました。

作業性の良いネジ式BB、クランク軸やBB表面にグリスを塗っています

BBの取り付けは何も問題ありませんでした。

AOの特殊パーツ、リアのスルーアスクル用金属パーツの取り付け

AOの特殊なパーツであるチェーンステー長変更用の金属パーツ。これは、普通に嵌めるだけでOK。パーツの脱落防止用のネジが付属していますが、これはがっちり締め付ける必要は全く無しです。あくまで脱落防止用。(後でスルーアスクルで締め付けられるため、むしろがっちり締めない方が良い

フロントは普通に通すだけです。

スルーアスクルは12Nmの表記があるので結構しっかり締め付ける系ですね。付属するワッシャーを忘れないように!

軽量でかっこいいスルーアスクル

なお、スルーアスクルはそのままだとキュッキュッと音がするので、ネジ部分にグリスを塗ると音鳴りが止まりました。

DISCブレーキキャリパーの取り付け、フェイシングの必要性は無しでした

フロントは普通に装着でOK。

台座の表面に塗料がのっているというようなこともありませんでした

リアは、スペック表のフレーム厚25mmということで、今回事前に準備しておいたボルト長で完璧にOK。

リアの下側、見えない部分ですが、左のボルトに金属パーツが必要です

それぞれ素人の私がポン付け出来る、フェイシングの必要性などない全く無いフレームでした

なお、TRP SPYREの取り付けは簡単で、キャリパーがグラグラする状態まで取り付けて、ブレーキワイヤーを張って、ブレーキを握り込んでからボルトを締め付ければちゃんとセンターが出ます。

リアのキャリパーも精度はバッチリでます

内装式フレームでの機械式ディスクブレーキのワイヤーの取り付け

個人的に一番引っかかったのがここ。もはやCHAPTER2の問題ではないですね(^^;

内装式DISCブレーキの場合、アウターワイヤーをフレーム内にフル通しする必要性があるということをちゃんと分かっておらず、用意しておいた紫色のブレーキアウターがリア分しか足りませんでした(笑)

フレーム、ダウンチューブのアウター受け

なおワイヤーを通す順序は写真のように決まっています

ブレーキアウターワイヤーは、チェーンステー側から入れてやると上の写真の場所まで問題なく出てくるので、指定の穴に通せばOK。そのままブレーキレバーに接続します。

リアはここから入れていきます。ケーブル式のワイヤリングも滑らかにできます

フロントブレーキのアウターワイヤーも上の穴から入れると、下の穴から出てくるので簡単です。

フロントはうちにあった白いアウターを入れました。ここから入れると普通に下の穴から出てきます

ディレーラー用ケーブルガイドは付属している

因みに、ディレーラーのワイヤーガイドはリア、フロントともに付属しているのでインナーワイヤーを通すだけでOK

BB下にアクセスするための蓋があります

やはりフル内装だとそこそこの摩擦抵抗になるので、良いワイヤーを使うことをお薦めします。私の場合は超アナログなコマンドシフターなので気にせず、ただのスチールワイヤーです(笑)→十分に軽く動作してます。

コマンドシフターから出るリアディレラーケーブル

フロントシングルで組みましたが、気が向いたらダブルにするかもしれないので、フロントのワイヤー受けはちょっと切ったまま残してあります

ちょん切っただけのワイヤー、いつでも気軽にダブルに出来ます。要らないならグロメットが付属するのでワイヤーの穴をふさぐといいでしょう

因みに1X用のカバーやチェーンガイドも付属しますが、交換の必要性を感じないので私はディレーラーハンガーのままにしてあります。

各種カバーが付属しています

写真一番右の、シングル用のチェーンキャッチャーもつけていませんがGRXクランクでチェーン落ちしたことは無いです。

CHAPTER2はアウターケーブル受けの作りに要注意!!

CHAPTER2のアウター受けはちょっと要注意AOにはチェーンステーについていたパーツですが、無理に引っ張ると、フレームに引っ掛けて固定する為のアルミパーツが破損します。

左がネジを緩めた状態、フレームを挟み込んで固定するようになっています。右はネジを締めた状態

今回、別に外さなくても組めましたが、外す必要のある場合は、ネジを必要十分に緩めてから、力を加えずに優しく取り出しましょう

リアディレーラー&チェーンなどの取り付け

コマンドシフター×GRXリアディレーラー×SRAMスプロケットというMIXコンポの組み合わせですが、事前に一回テスト済み。普通に組み付ければOKでした。

KMCX11EL、シマノ、SRAM,カンパのコンパ―チブルです

テストした時はシマノ10sチェーンでしたが、今回はKMCの11sチェーンを採用。変速も良好になりました。

まとめ:少しのポイントに気を付ければ、CHAPTER2AOの自力での組み立ては簡単でした

CHAPTER2のAOは、私にとって初のDISCフレームでしたが、組みつけは簡単なフレームでした。(以前、リムブレーキなら FELT FR1を組んでいます)

要注意ポイントは不要な下玉押しが付属すること、アウターケーブル受けを外す場合は優しく取り出した方が良いことくらい。あとシートポストは滑り止め加工がされていますが、カーボン用のアッセンブリーコンパウンドを塗っておいたほうが良いでしょう。

なお、特に高級パーツを使わず組んだ完成車重量は8.38kg!(ペダル込み)

ペダル込み重量です

これが重いのか軽いのか分からないので調べてみたところ、例えば、トップストーンカーボンのETAP仕様が8.6kg(ペダル別 65万)、LOOKの765グラベルが9.1kg (GRX600コンポ、ペダル別)、サーヴェロのアスペロがバイシクルクラブの試乗車実測で8.5kg(ペダル別)。

この画像はMKSペダルがついてますが、実測はM9100を付けたときの重量です

ということでペダル込みで8.38kgはグラベルバイクとしては非常に軽量。重ければハンドルとステムを軽いのに変えようかと思っていましたが、このままでOKですね。→さらにこのあと、ブレーキをグロータックのEQUALブレーキ、ローターをシマノSM-RT800に変えて8.19kgになりました

やっと完成したのであとは乗るだけです!

完成したAO SKY + BLUE (AOTEAROA) やっぱりウェブで見るより実物の方が美しい!

 

汎用品のヘッドパーツ用スペーサーがうちに1枚あって助かりました↓ これは付属しなかったので、自分でバイクを組む人なら、持っておいても良いでしょう

組み立ての前にパーツを観察しておくのも重要↓

完成したAOのインプレ

以前、試乗した時のAOのインプレ

今回選択したグラベル用フックレスホイール

CHAPTER2の試乗はこちら。私は全車種、試乗しました(笑)

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